教育年報1984年(S59)-243/287page
○発達期の精神障害
○相談面接法一来談者中心療法をふまえて一
○交流分析一エゴグラムを通して一
〇性格検査と親子関係診断テスト
○個人理解の方法一事例研究法一
○自律訓練法の基礎
3)講 師
○福島県精神衛生センター所長 上野文彌
○千葉市立第二養護学校長 向後正
○福島県立医科大学神経精神医学講座副手
遠藤正俊
(2)高等学校教育相談講座
1)期日・人員等
ア 1次 1班 8月6日〜8月9日
2班10月1日〜10月4日
イ 1班 高等学校教員 19名
2班 高等学校教員 22名
2)主な内容
○思春期の精神障害
○相談面接法一来談者中心療法をふまえて一
〇交流分析一エゴグラムを通して一
○性格検査と親子関係診断テスト
○個人理解の方法一事例研究法一
○自律訓練法の基礎
3)講 師
○東京都世田谷区立富士中学校長 緑川尚夫
○福島県立医科大学神経精神医学講座助教授
八島祐子
○福島県立医科大学神経精神医学講座講師
金子元久
(3)中学校・高等学校教育相談講座
1)期日・人員等
ア 2次 前期 9月 3日〜 9月6日
後期 12月3日〜12月6日
イ 中学校教員 19名
高等学校教員 10名
2)主な内容
○思春期問題の気づきと対処のしかた
○性格検査の分析 ○教育相談の役割
○交流分析一自分を知り他人を知る手がかり一
〇カウンセリング実習1)2) ○投影法検査の分析
○ロール・プレイング ○自律訓練法と催眠療法
○相談面接法一行動療法をふまえて一
○事例研究発表
3)講 師
○明治学院大学教授 神保信一
(4)学校カウンセラー養成講座
1)期日・人員等
ア 2次 前期 6月11日〜 6月14日
中期 10月22日〜10月25日
後期 1月21日〜 1月24日
イ 中学校教員 19名
高等学校教員 12名
2)主な内容
○教育相談の現状と課題
○カウンセリング・テーマ研究
○カウンセリングの諸理論 ○カウンセリング実習
○検査の処理とテストバッテリーの組みかた
○家族カウンセリングの進め方 ○思春期の精神医学
○行動療法の基礎と実際 ○ロール・プレイングの実際
○サンドプレイ(箱庭療法)の実際
○自律訓練法とバイオフィードバック法の実際
3)講 師
○筑波大学教授 原野広太郎
○立教大学教授 平木典子
○東京理科大学教授 国分康孝
○福島県立医科大学助教授 八島祐子
第3節教育研究
1 学校の教育目標と教育課程に関する
研究
(1)研究の要点
学校の教育目標は、学校経営のかなめであり、学校のあ
らゆる教育活動をとおして達成すべき教育の「指標」であ
ると考えられるが、各学校において、一人一人の教師が、
教育目標の重要性に対する認識にたって、教育課程を編成
したり、また児童生徒の教育活動そのものの中に教育目標を
関連づけているかどうかということに対し、多くの問題点
が指摘されているところである。
本研究は、この問題の解決を目指し、第1年次の本年度は、
教育目標に対する意識や、教育目標の諸指導計画への具体
化の程度について、アンケートによる実態調査を行った。
その結果、教育目標の必要性に対する意識が必ずしも高く
ないことや、教育課程の編成・実施・評価に当たって、また
諸指導計画の立案や実践・評価の際に必ずしも教育目標を
意識し関連づけを図っているとはいえないというような問
題点を数多く把握し、その考察を行った。
(2)研究主題
学校の教育目標と教育課程に関する研究(3年研究)
(3)研究の概要(第1年次)
1) 研究の構想 ○教育目標具現化の現状について
○研究の視点(教育目標の主体性・地域性・構造性・循
環性)の設定
2) 教育目標に関する調査と考察 ○実態調査問題作成
○調査対象抽出(教諭)小(340名)中(142名)
高(110名) ○調査実施と考察
3) 紀要「学校の教育目標と教育課程に関する研究」刊行
2 学習指導と評価に関する研究
(1)研究の趣旨
児童生徒一人一人の学力を伸ばすためには、それぞれの
個性や能力を十分に理解し、より確かな授業を具現するこ
とが大切である。そのためには、評価を教育活動の一環と
してとらえ、評価の機能を生かした授業を展開していくこ