教育年報1985年（S60）-077/279page

　　身の発達に即した適切な指導は、どのように行ったらよ

　　いか。

6）参加者　　5名

(6)幼稚園新採用教員研修会

　1）　目　　的

　　　公・私立幼稚園の新任教員に対して、幼稚園教育の基

　　礎、指導計画の作成と展開、指導方法等について講義、

　　演習、実習を行い、幼稚園教員の指導力の向上を図る。

　2）　主　　　催　　福島県、福島県教育委員会

　3）　期間・会場　　各教育事務所

　　　　　　　　　　　4月〜8月　講義

　　　　　　　　　　　6月　　　　実習

　　　　　　　　　　　9月〜12月　　演習

　　　　　　　　　　　1月　　　　実習

　4）　参加者数　110名

　5）　研修内容

　　ア　講　　　義

　　　　新任教員の心構え　　　

　　　　幼稚園教育の基礎と課題

　　　　幼稚園教育の内容と指導

　　イ　演　　　習　　指導計画の作成

　　ウ　実　　　習　保育実習

(7)幼稚園教育指導資料の作成

　1）名　　　称

　　　幼稚園教育課程編成の手引(第3集)「教育課程の評価

　　と改善」

　2）　作成委員　　幼稚園長、教諭及び指導主事

　8　へき地教育

　本県におけるへき地学校は、県全体の小中学校別の総数に

対して、小学校231校で37.6%、中学校は70校で28.3%を占め、

小中学校総数に対して35.0%の割合になっている。

　へき地校の分布を地域別にみると、へき地校の44.5%が中

通り地方で占め、会津地方が34.6%、浜通り地方が20.9%の

割合となっている。,会津地方では、小中学校の52.0%がへき

地指定となっている。

　これらのへき地、山村、過疎地域の教育の振興を図るため

下記の事業を実施した。

(1)へき地教育担当教員研修会

　1）　趣　　　旨

　　　小学校の複式学級担当教員に対し、複式学級学習指導

　　計画、学習指導法、教材資料、教育機器活用方法等の研

　　修を行い、指導力の向上を図る。

　2）　期日・会場

　　　昭和60年8月5日〜8月7日(3日間)

　　　会場　福島県教育センター

　3）　講　　　師

　　　相馬市立玉野小学校長　　　　　　　紺野幸

　4）　指導者

　　　義務教育課長、主幹、指導主事

　5）　講　　演

　　　「へき地の特性を生かした学校・学級経営」

　6）　講義・演習

　　○へき地における学校教育上の諸問題

　　○複式学級における学習指導

　　○複式学級における国語科の指導

　　○学習指導におけるシート式磁気録音機の活用

　　○シート式磁気録音機の操作とシートの作成

　7）　協　　　議

　　○複式学級の特性を生かした学級経営

　　○複式学級における効果的な授業の進め方

　8）　参加者数　79名

(2)中学校免許外教科担任教員研修会

　1）　趣　　　旨

　　　中学校免許外の教科を担任する教員を対象として、学

　　習指導に関する研修を行い、指導力の向上と教育活動の

　　充実に資する。

　2）　主　催福島県教育委員会

　3）　期日・会場及び実施教科

管内	期日	会　　　　　場	実　施　教　科 (参加人数)
県北 県中 県南	5月7日 5月8日 5月9日	桃見台小学校 芳山小学校 日和田小学校 行健中学校	数学(13）　　美術(10）技術家庭(男8, 女20)計51名
会津 南会津	5月7日 5月8日 5月31日	一箕中学校	数学(6)　美術(8) 保健体育(6)技術 家庭(男8、女9)計37名
相双 いわき	5月9日 5月22日 5月27日	いわき合同庁舎 平第三中学校	社会(4)　数学(4) 　美術(7)技術家庭 (男8,女7) 計30名

　4）　指導助言者

　　　義務教育課指導主事、各教育事務所指導課長及び指導

　　主事

　5）　研究内容

　　○学習指導の改善

　　○教科の目標・内容、学習指導め要点

　　○学習指導案とその作成、検討

　　○授業参観と研究協議

　　○教材資料、指導計画の作成、実技研修

　　○学習指導上の諸問題と協議

(3)へき地教育研究指定校

　1）　趣　　　旨

　　　本県へき地校はおける学力向上並びにへき地教育に関

　　する問題を研究し、へき地教育の改善と振興に資するた

　　め、研究学校を指定し、その成果を各へき地校に普及さ

　　せる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　2）指定校と研究主題

学校名	校長氏名	研　究　主　題
舘岩村立上郷小学校 (59.60年度文部省指定)	泰敬輔	すすんで学習する子どもの育成 ―地域の素材の教材化とその指導を通して(理科)―