教育年報1985年(S60)-131/279page
(6)日程
3 成人大学移動講座
(1)趣 旨
成人の学習要求の高度化に対応し、地域格差のない成人
教育の振興に資するため、大学が設置されていない地域に
県内の大学の教官を講師として派遣して、一般的教養又は
専門的知識・技術に関する質の高い成人講座を開設する。
(2)開設期間、協力校、会場、学習主題、時間数、受講者数
開設期間 協力大学 会 場 学 習 主 題 時間数 受講
者数8月31日
〜
10月26日福島県立会津短期大学 喜多方プラザ文化センター 豊かな地域社会の形成に向けて 20 121 7月20日
〜
11月16日福島大学教育学部 鏡石町勤労青少年ホーム 豊かな人生を過すために共に現
代社会の理解を深め、創造的な
地域づくりを目指し、生きがいを学ぶ20 70
4 高齢者人材活用事業
(1)趣 旨
高齢化社会における高齢者の社会的役割を高めるととも
に、社会教育における指導層の充実を図るため、すぐれた
知識、技能、経験を有する高齢者に必要な研修を行い、社
会教育活動の指導者として派遣し、高齢者の人材活用の促
進に資する。
(2)高齢者人材登録研修会
1)期日・会場・参加者数
管 内 期 日 会 場 参加者数 県 北 5月16日〜5月17日 福島市中央公民館 45名 県 中 5月14日〜5月15日 郡山市中央公民館 54名 県 南 6月23日〜6月24日 白河市中央公民館 43名 会 津 5月7日〜5月8日 会津若松合同庁舎 31名 南会津 5月29日〜5月30日 下郷町町民会館 35名 相 双 5月9日〜5月10日 鹿島町公民館 38名 いわき 6月19日〜6月20日 いわき市文化センター 37名
2)講 師
本宮町立五百川小学校長 神野藤忠吉
元郡山市教育長 佐久間俊隆
前白河市立白河第一小学校長 水戸金正
会津若松市社会教育委員 川島忠夫
下郷町社会教育委員 田中義衛
原町市社会教育指導員 今野喜一
長橋病院長 鈴木将夫
3) 助言者
県教育庁社会教育主事、
市町村教育委員会社会教育担当者、小・中学校長
4) 研修内容・方法
ア 講 演
「高齢化社会と生涯学習」
イ 講 義
(ア)本県の社会教育の現状
(イ)社会教育事業と公民館事業
(ウ)指導対象者の心理と特質
ウ 研究協議
(ア) 高齢者人材活用事業をどのように推進したらよいか。
(イ)社会教育における指導法をどのように工夫したら
よいか。
エ フィルムフォーラム
「豊かな高齢期」
5) 日 程
(3)高齢者人材名簿への登録と周知
1)高齢者人材活用登録研修会修了者283名を高齢者人材
名簿に登録した。
指 導 分 野 登録者数 ア 生活伝承文化に関する指導者 28名 イ スポーツ、健康増進に関する指導者 56名 ウ 社会奉仕活動、団体活動に関する指導者 7名 エ 教養の向上、学習に関する指導者 108名 オ 趣味、生活文化、生活技術に関する指導者 84名
2) 高齢者人材名簿を作成し、市町村教育委員会、公民館
社会教育関係団体、小・中・高校等に配布して、人材登
録者の周知に努めた。
(4)高齢者人材登録者の活用
1)登録者を市町村教育委員会、公民館等の社会教育施設
社会教育関係団体及び学校等が実施する次の事業・活動
の講師・助言者・指導者として活用した。
ア 学級・講座、講習会等での指導
イ 子ども会、青年会、婦人会、老人クラブ、PTA等
の社会教育関係団体での指導
ウ 社会教育施設等の事業での指導