教育年報1985年(S60)-157/279page
11月7日、11月13日、11月18日、
12月7〜8日、12月17日
(ウ)調 査 員 高橋哲夫(郡山女子大)、
根本博(安積疏水土地改良区)、
相原秀郎(郡山市教育委員会)、鹿野正男(開成館)、
大内寛隆、若林伸亮、
守谷早苗(以上文化施設整備室)
(工)調査概要 標記テーマについて、歴史、土木、
建築、民俗の各分野にわたる総合調
査をし、次の各項について成果を得
ることができた。開拓農家の所在確
認および復元調査、地元出身技術者
の系譜確認、開拓村農業経営の調査、
疏水開削技術の確認、真製社の経営
状況の調査
工 山村習俗民俗資料調査
(ア)調査地域 南会津郡南郷村木伏地区
東白川郡古殿町竹貫地区
(イ)調査期間 第1次昭和60年5月8・9日
第2次 同 5月27・28日
第3次 同 7月23〜27日
第4次 同 8月6〜10日
第5次 同 11月5〜8日
第6次 同 11月12〜16日
(ウ)調査員 筑波大学助手 飯島吉晴、
山口大学講師 湯川洋司、筑波大学技官
小熊誠、文化課文化施設整備室
佐々木長生、菊池健策、佐治靖
(工)調査協力 南郷村教育委員会、南郷村木伏地区、
古殿町教育委員会、古殿町竹貫地区
(オ)調査概要 会津の山村である南郷村木伏と、阿
武隈の山村である古殿町竹貫を調査
地に、そこに展開する生業、年中行
事、村落組織などの民俗全般を調査
し、山と人々の関わり方について考
察を試みた。
(6)県立博物館滅びゆく伝統技術復元調査
ア 湿田農耕技術復元調査
(ア)調査地域 会津若松市湊町、郡山市湖南町
(イ)調査期間 第1次 昭和60年4月15〜16日
第2次 同 4月22日
第3次 同 4月28日
第4次 同 5月9日〜10日
第5次 同 5月29日〜30日
第6次 同 6月11日〜13日
第7次 同 7月16日
第8次 同 10月29日
第9次 同 11月20日
(ウ)調査主体 福島県教育委員会
(エ)調 査 員 佐々木長生、菊池健策、佐治靖
(オ)調査協力 斎藤邦雄、大竹美秋、大竹徳衛、橋本武、
山川政右ェ門、会津若松市教育委員会、
郡山市教育委員会、会津若松農業改良普及所、
福島県農業試験場
(カ)調査概要 本県猪苗代湖南、湖西地方で行われ
てきた湿田における伝統的な稲作栽
培技術を記録するために、地元の
方々に昔ながらの装束、農耕用具を
用いて実演してもらい、それをビデ
オ・写真等により収録した。
イ 救荒食物調理法復元調査
(ア) 調 査 地 南会津郡館岩村水引
(イ) 調査期間 第1次昭和60年5月10日
第2次 同 10月21日
第3次 同 11月21・22日
(ウ) 調査員 南郷村史編さん室長 安藤紫香、
文化課文化施設整備室 佐々木長生、
菊池健策
(エ)調査協力 館岩村教育委員会 茂田茂、
茂田チセ
(オ)調査概要 天候不順などの飢饉の際や、恒常的
な不足を示した主食の補食として重要
な意味を持っていた、山野の木の実や
根などの救荒食物に注目し、忘れさら
れようとしているその調理法を復元し
た。今回の調査では、栃粥、栃餅のつ
くりかた、クズの調理法を復元、実演
してもらいビデオで記録した。
(7)県立博物館収蔵資料の購入
県立博物館に収蔵する資料として、次の資料を購入した。
資 料 名 点数 紺紙金泥妙法蓮華経(唐草蒔絵経箱添) 1 木造百万塔(自心印陀羅尼付) 2 絹本著色阿弥陀二十五菩薩来迎図 1 五十嵐家蔵、山水人物図屏風など第二次分 120 妙沢筆不動明王二童子像 3 木彫毘沙門天立像 1 草花蒔絵螺鈿洋櫃 1