教育年報1985年(S60)-228/279page
担任が全教科・領域にわたって指導を担当する現状を考
慮し、各教科指導における相談的教師に関する研修内容
を取り入れ、指導の際に生かせるように配慮した。
4) 中学校の講座については、教科などの専門性をより発
揮するとともに、研修者の主体性を生かした研修内容も
考慮し、教科の特性に応じて様々な方法を取り入れる工
夫を図った。また、小学校同様、教育相談に関する共通
の研修を行い、教科指導などにおける相談的な教師の
あり方について理解を深め、教科内容の研修効果が日常
の指導に一層結びつくように配慮した。
5) 高等学校の講座については、教育現場の現状に即して
教科指導と生徒指導の調和・融合が図れるよう、生徒指
導に関する内容の充実を図った。
(2) 昭和60年度の研修講座数・研修定員
学 校 種 別 講座数 講座開設
回 数研修者
定 員研修者
延べ人員小・中・高共通 8 18 250 589 小 学 校 14 30 584 602 中 学 校 15 27 438 474 高 等 学 校 25 26 403 403 養護教育諸学校 ― ― 18 27 合 計 62 101 1,693 2,095
1 学校経営講座
(1) 学校経営 (A)講座
1) 期日・人員等
ア 6月3日〜6月6日 8月26日〜8月29日
1月22日〜1月25日
イ 小・中・高・盲・聾・養護学校の教頭 31名
2) 主な内容
○学校経営の意義・機能・組織・運営
○教育課程の経営、学校教育の課題
○教育研究法と主題研究
3) 主な講師
○お茶の水女子大学教授 河野重男
○福島大学教授 菊池章夫
○郡山女子大学短期大学部教授 長谷川壽郎
○県立美術館長 原田實
(2) 学校経営 (B)講座
1) 期日・人員等
ア 6月24日〜6月27日 9月17日〜9月20日
2月3日〜2月6日
イ 小・中・高・盲・聾・養護学校の教務主任等 31名
2) 主な内容
○学校経営、学年・学級経営の意義・機能・組織
○校内研修の組織・運営、教育課程の評価
○教育研究法と主題研究
3) 主な講師
○国立教育研究所企画室長 牧昌見
○福島大学教授 菊池章夫
○清泉女子大学教授 岩下新太郎
○郡山女子大学短期不学部教授 長谷川壽郎
2 教育研究法講座
1) 期日・人員等
ア 前期 6月17日〜6月20日 イ 小・中・高教員の研修主任等 36名
中期 9月9日〜9月12日
後期 1月27日〜1月30日
2) 主な内容
○教育研究法概論
○教育研究の進め方及び研究相談
○学校教育を取り巻く諸問題
○自己教育力を育てる授業の創造
○教育と教師
○研究報告会・
3) 主な講師
○岩手大学教授 駒林邦男
○郡山女子大学短期大学部教授 長谷川壽郎
3 生徒指導講座
(1)中・高生徒指導講座
1) 期日・人員等
ア 前期 7月1日〜7月4日
後期 11月5日〜11月7日
イ 中・高校教員 51名(中25名、高26名)
2) 主な内容
○問題行動を生み出す心理的背景
○人格形成と生徒指導
○生徒指導と学習指導
○当面する生徒指導の問題と中・高連携の在り方
○中・高校生徒指導の現状と課題
○性格検査と親子関係診断検査
○相談面接法一来談者中心療法をふまえて一
〇生徒指導体制と教師の共通理解
3) 主な講師
○福島大学教授 徳田安俊
○筑波大学教授 真仁田昭
○全日本家庭教育研究会主任講師 近藤政明
(2)高等学校生徒指導講座
1) 期日・人員等
ア 月9日〜9月12日
イ 高等学校教員 24名
2) 主な内容
○生徒指導の原理と方法
○生徒理解の考え方と方法
○非行の心理的特徴とその指導
3) 主な講師
○明治学院大学教授 神保信一
〇福島大学教授 徳田安俊
4 教育工学講座
(1)小学校教育工学講座
1) 期間・人員等
ア 第1次 7月29日〜8月1日
共通6月3日〜6月6日