教育年報1985年(S60)-251/279page

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  講師  佐治ゆかり 美術館学芸員  (20人受講)

 6) ロス・カプリチョス

          ーゴヤ・近代絵画の先駆― 6月22日

  講師 伊藤 匡 美術館学芸員(30人受講)

(2) 第 2 期   《日本美術の流れ2 (絵画)》

 1) 彼岸と此岸 ―平安・鎌倉時代の仏画―7月13日

                      (35人受講)

 2) 憧憬の山水    ―室町時代の水墨画― 7月27日

                      (50人受講)

 3) 装飾美の世界―室町時代から江戸時代へ―8月10日

                      (40人受講)

 4) 写意と写真     ―江戸時代の絵画― 8月24日

                      (45人受講)

  講師  土階堂充 美術館学芸員

        《美術アラカルト》

 5) 中国絵画    ―日本絵画のみなもと― 9月14日

  講師  溝口泰信 美術館学芸員  (50人受講)

 6) 日本の意匠       ―秋草の美― 9月28日

  講師  佐治ゆかり 美術館学芸員  (45人受講)

(3) 第 3 期 《日本美術の流れ3 (近代の美術)》

 1) 情熱と苦脳  ―洋画を拓いた人々―10月5日

                      (35人受講)

 2) 伝統と革新    ―近代美術の揺藍期― 10月19日

                      (35人受講)

 3) 緑色の太陽   ―個性の展開―11月2日

                      (35人受講)

 4) 再生と多様化      ―今日の美術― 11月16日

                     (35人受講)

  講師  岡部幹彦 美術館副主任学芸員

        《美術アラカルト》

 5) 近代美術と文学             12月7日

  講師  原田實 美術館館長  (40人受講)

 6) ポップ・アートの世界 ―日常性と美術― 12月21日

  講師  久慈伸一 美術館学芸員  (30名受講)

(4) 第 4 期 《西洋美術の流れ》

 1) ルネサンス美術―理想主義芸術の系譜―1月11日

                     (35人受講)

 2) バロック・ロココの美術1月25日

       ―絶体王政と市民社会の芸術―(30人受講)

 3) 19世紀美術―近代美術の多様なる展開―2月8日

                     (35人受講)

 4) 世紀末美術              2月22日

   ―古典的芸術観の崩壊と現代芸術の誕生―

                     (45人受講)

  講師  早川博明 美術館副主任学芸員

        《美術アラカルト》

 5) 仏師運慶    ―鎌倉彫刻の完成― 3月8日

  講師  村田真宏 美術館学芸員(40人受講)

 6) 絵画の見方     ―デッサンと色彩  3月22日

  講師  村山鎮雄 美術館学芸課長(40人受講)

 5 美術館への年賀状展の開催

美術館では、親しみ易い館づくりの―環として、県内の小・

中学生を対象に、版画、はり絵、イラストレーションなどに

よる手作りの楽しい年賀状を募り、「美術館への年賀状コーナ

ー」に展示した。自由観覧とし、子どもたちの豊かな感性と

多様な表現を展観した。

 第2回を迎え寄せられた作品は、昨年より200点余り増の

251点を数え、無鑑査とし1月10日から31日まで全作品を展示

した。

 6 映像資料の充実

 美術鑑賞の幅を広げ、理解を深めるために視聴覚設備の充

実に力を入れ、多角的な活用を行ってきた。中でも、ビデオ

システムは、ハード、ソフト両面にわたり充実し、好評を得

ている。

(1) 映塚資料点数       (昭和61年3月31日現在)
自主制作
ビデオテープ
購入・受贈
ビデオテープ
購入・受贈
スライドフィルム
16mm 映 画
フ ィ ル ム
21本 41本 11セット 3本

(2) 昭和60年度自主制作ビデオテープ

 1) 福島県立美術館 ―施設と事業―   17分

 2)   〃       〃       6分

 3) 大正の個性派 ―1910年代の美術―  16分

 4) 現代の日本画            22分

 7 その他の普及事業

 本年度は、県内公民館の各種学級やPTAによる鑑賞会が

多く、学校行事による児童、生徒の見学も漸増の傾向にあっ

た。これらを含めた各種の団体、グループに対し、館サービ

スの―環として要請に応じ団体解説やオリエンテーションを

行った。

 また、質問電話では、展示品や美術に関する疑問に対して

学芸員が応答にあたっているが、この利用も多く、特に小・

中学生の団体の場合には意表をつく質問も含め盛況であっ

た。

 広報活動も館利用者の掘り起しとともに、事業の紹介、参

加者募集等のために重要な業務であり、多岐にわたる媒体を

活用してきた。ポスター、チラシの発行、配布は勿論のこと

テレビ、ラジオの電波媒体、新聞、雑誌等の活字媒体を積極

的に活用してきた。美術館ニュース「アート・インフォメー

ション」は、創刊以来12号を数え、固定部所へ定期的に配布

(偶数月)しており、事業概要の周知を図った。

 第6節 出版・発行

 美術館では、館の紹介ならびに事業の案内としての印刷物

や、展覧会の紹介および記録としての図録等を発行し、利用

者への便宜を図ってきた。

 また、開館以来の館の事業実績の概要を収録した昭和59年

度版60年度版の年報を刊行し、今後も継続して発行して行く

予定である。さらに、これまでの調査研究活動の成果として

の紀要を刊行した。本年度の刊行物は、次のとおりである。



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