教育年報1986年(S61)-063/213page
基づく教育課程の運営と指導法の改善について、研究
発表並びに研究協議を行った。
イ 教育課程研究会議を開催、「進路指導の充実を図るた
めの教育活動」について研究し、手引書(指導資料第
23集を作成し、配付した。また、教育課程研究会議小
委員会「国際理解推進委員会」を開催し、「国際理解教
育の進め方」について研究し、手引書(指導資料第24
集)を作成し、配付した。
ウ 文部省指定研究学校(教育課程、勤労体験学習、生
徒指導、進路指導)、県指定研究学校(学習指導、生徒
指導、情報処理教育、国際交流)における研究実践の
推進を図り、その成果の普及に努めた。
エ 県立学校共同訪問により、教育課程の改善および指
導法について指導助言を行った。
オ 特別活動講習会を開催し、ホームルーム指導のあり
方について研究協議を行った。
カ 各種研修会、学校訪問等を通して、学習指導に関す
る下記事項の徹底に努めた。
(ア)教科科目の目標を明確にとらえ、指導内容を重点
化して基礎学力の充実を図ること。
(イ)教材の特性に即して指導法に工夫を加えるととも
に、学習指導の個別化に努めること。
(ウ)学習効果を高めるための評価の方法について研究
し、改善を図ること。
2) 生徒指導の充実を図る。
ア 校内における指導体制の確立を期し、各種研修会、
学校訪問等の指導を通して、教職員の共通理解を図り
同一歩調による生徒指導の充実に努める。
イ 生徒指導研究会議を開催し、学校と家庭・地域社会
との連携をふまえた心豊かな生徒の育成をめざした生
徒指導について研究した。
ウ 新入生の保護者を対象に、家庭における指導のため
のパンフレット「育てようすこやかに」を配布した。
エ 生徒指導推進地域を指定し、中・高及び関係諸団体
が一体となって、環境浄化・生徒の健全育成を中心に、
地域ぐるみの生徒指導の推進に努めた。
オ 生徒指導担当者研修会を開催し、生徒の多様化に即
した生徒指導のあり方について研究協議を行った。
力 学校における教育相談体制の確立と教育相談活動の
改善充実を図った。
3)進路指導の適正化に努める。
ア 進路指導主事研修会、進路指導講座等を実施し、下
記事項の徹底に努めた。
(ア) 低学年からの計画的、組織的な進路指導を通し進
路意識の育成に努めること。
(イ) ロングホームルームにおける進路指導の充実に努
めること。
(ウ) 日常の接触や諸調査・諸検査を通しで、生徒の能
カ・適性・進路の希望等を的確に把握すること。
(エ えQ
(オ) 進路に関する情報や資料の収集に努めるとともに、
その効果的な活用を図ること。
(カ) 組織的・計画的な進路相談の充実に努めること。
イ 研究学校を指定し、研究実践の推進を図った。
4) 産業教育の充実を図る。
ア 産業教育の改善・充実、並びに情報処理教育の推進
に努めた。
(ア) 体験入学の学習内容の質的改善・充実に努めた。
(イ) 職業学校・学科の理解を促進するため、紹介用パ
ンフレット「わたくしたちの進路」を作成配布した。
(ウ) 情報処理教育の充実のため、教員の研修に努めた。
(エ) 産業教育関係機関との連携により、産業教育の振
興に努めた。
(4) 教職員の資質の向上と学校管理運営の充実
1) 現職教育の充実
ア 校内における研修体制の充実改善を図った。
イ 研究会、講習会等への積極的参加を促進し、指導力
の向上を図った。
ウ 自己研修の充実により、教職員の能力が効果的に発
揮されるように努めた。
2) 学校管理運営の適正化
ア 適正な学校運営の努力目標を定め、その到達度を客
観的に評価できるように努めた。
イ 管理者が学校管理運営について積極的に指導助言を
行うように努めた。
ウ 諸表簿の整理と保管、設備・備品の管理と活用につ
いては、適正に行われるように努めた。
エ 学校事務の責任分担を明確にし、正確、敏速、円滑
に処理するように努めた。
オ 各種調査報告について、厳正、的確に作成し、期限
の厳守に努めた。
3) 勤務体制の確立
ア 教職員の勤務内容を明確にし、その実績について客
観的に評価できるようにした。
イ 最終退勤者と宿日直代行員は、出退勤時に学校管理
状況の引継ぎを確実に行うよう指導した。
4) 使命感の高揚
ア 教育公務員としての使命感に徹し、規律と責任ある
態勢を整え、教育能率の向上に努めた。
イ 教育公務員としての立場を自覚し、いっそう事故防
止に努め、社会的信用を失墜することのないようにし
た。
ウ 絶えず自己研修に努め、豊かな知性を養い、指導力
を高め、職責をじゅうぶん果たせるようにした。
(5) 教育環境の整備充実
1) 学習環境の整備充実
ア 環境整備については、方針を確立し、年次計画によ
る充実を図った。
イ 学習環境を整備し、学習意欲の高揚を図った。
ウ 施設・設備の管理と運営の適正化を図った。
2) 学校事故防止の徹底
ア 安全教育の計画的実施と、事故防止を配慮した環境
の整備改善に努めた。
イ 学校事故、教職員事故の防止については、適切な対
策を講じ、事故の絶無を期した。
ウ 指導・管理の充実を図るため、関係機関、団体等と