教育年報1986年(S61)-084/213page

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  ○内容 ・心身障害児の生徒指導

       ・心身障害児の生徒指導の事例

  ○配布先  盲・聾・養護学校、特殊学級設置校他

5 研究指定校

(1) 特殊教育実験学校(文部省指定)

 ○学校名 県立郡山養護学校

 ○指定期間 昭和60年度〜昭和62年度

 ○研究内容 「重複障害児の教育内容・方法に関する研究」

(2) 心身障害児理解推進校(文部省指定)

 ○学校名 郡山市立大槻小学校

       いわき市立大野中学校

 ○指定期間 昭和60年度〜昭和61年度

 ○研究内容 「小学校及び中学校の児童生徒に、心身障害

       児に対する正しい理解と認識を深めさせるた

     めの指導のあり方についての研究」

(3) 心身障害児適正就学推進研究校(文部省指定)

 ○学校名  県立富岡養護学校 

 〇指定期間 昭和61年度

 ○研究内容 「新たに入学することになる心身障害児及び

 その保護者を対象とする体験入学の在り方に

       関する研究」

(4) 重度・重複障害教育研究指定校(県教育委員会指定)

 ○学校名 県立郡山養護学校安積分校

       県立石川養護学校

 ○指定期間 昭和61年度〜昭和62年度

 ○研究内容  「重度・重複障害教育に関する教育課程の編

    成及び学習指導方法等に関する研究」

6 生徒指導・進路指導

(1) 生徒指導

  昨年度より養護教育の重点施策の1つに「生徒指導の充

 実」を掲げ、心身に障害をもつ児童生徒がかかえている生

徒指導上の問題点に対して、その障害の種類、程度、能力、

 適性等に応じた生徒指導に努めた。

 1) 生徒指導を学校の教育活動全体を通じて行うことを一

  層重視し、生徒指導研究協議会を開催し、各学校におけ

  る生徒指導上の問題点の改善について研究協議をした。

 2) 生徒指導を進めるに当たって、特に道徳指導との関連

  を図り、教師と児童生徒及び児童生徒相互の人間関係を

  深めることに努めた。

 3) 生徒指導についての教職員の共通理解を深め、全教職

  員が一体となって指導を推進できるよう指導資料「心身

  障害児の生徒指導の手引(実践編)」を作成し、盲聾養護

  学校全教職員に配布し、指導の一貫性と改善に努めた。

 4) 児童生徒の心理特性を的確に把握し、指導内容・方法

  を工夫して指導効果を高めるよう努めた。

 5) 家庭や施設、地域との連携を密にするとともに、保護

  者、教師、寮母及び施設の保母向けパンフレット「すこ

  やかな成長をねがって」を作成配布し、啓発に努め、障

 害の実態に即した健全育成に努めた。

(2) 進路指導

  進路指導に当たっては、一人一人に自己の障害について

 正しく理解させるとともに、障害を克服して積極的に社会

 に参加する意欲、適応力を育てることを目的として、次の

 諸点に留意するよう努めた。

 1) 児童生徒一人一人の将来の進路を予測し、それに必要

  な能力の向上を図る指導目標を立て、教職員の共通理解

  のもとに指導に努めた。

 2) 進路指導計画は、全学部・学年が一貫した指導ができ

  るよう作成するとともに、指導体制の充実に努めた。

 3) 進路の選択に当たっては、保護者の理解を深めること

  にも留意し、障害の実態に適する多様な選択に努めた。

 4) 福祉、医療関係や職業安定所、事業所等と緊密な連携

  のもとに、進路指導の充実に努めた。

 7 特 別 活 動

(1) 卒 業 式

   県立盲・聾・養護学校卒業者数

   盲学校の一専攻科は、高等部に含む。

学部別/性別
幼稚部 8 1 9
小学部 59 50 109
中学部 88 42 130
高等部 32 9 41
187 102 289

県立盲・聾・養護学校卒業式開催日(学部別)

学部別/月・日 3月
1日(日)
10日 (火) 11日 (水) 12日 (木) 13日 (金) 14日 (土) 17日 (火) 18日 (水) 20日 (金)
幼稚部     1   1 1      
小学部   1 2 4 3 4 1 1 2
中学部   1 1 4 2 4 1   2
高等部 2 1     1        

(2) 修学旅行

       県立盲・聾・養護学校

学部別/
行き先日数
行き先 日数 人数
県内 仙台
方面
日立
方面
東京
方面
日光
方面
京都
方面
日帰り 一泊 二泊 三泊 四泊
小学部 1 4 1 1     6 1       36
中学部 1 2   6 1     5 5     95
高等部           3       1 2 55
2 6 1 7 1 3 6 6 5 1 2 186

(3) 養護教育交流推進事業(県単事業)

 1)心身障害児と健常児とが、共同の生活体験をもつこと

  により、健常児には障害者に対する正しい理解と認識を

  高め、障害児には積極的に社会に参加する態度の育成を


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