教育年報1986年(S61)-174/213page
であり、図書を各市町村へ一括大量に貸出し、地域図書館、
公民館(図書室)活動の活性化を図るものである。
本年度の利用状況は次のとおりである。
図書館 須賀川市 1,000冊 喜多方市 480冊
岩瀬村3,000冊 相馬市2,588冊
白 河 市 1,982冊 原 町 市 2,600冊
棚倉町2,000冊
公民館 国見町 299冊 矢吹町2,000冊
霊山町1,000冊 泉崎村2,000冊
月 舘 町 600冊 東 村 2,000冊
安達町 499冊 表郷村 300冊
大玉村1,000冊 塙 町2,000冊
本宮町2,000冊 矢祭町1,000冊
白 沢 村 500冊 山 都 町 600冊
東 和 町 800冊 河 東 町 940冊
鏡 石 町 800冊 本 郷 町 1,000冊
三 春 町 800冊 会津高田町 500冊
石川町 500冊 金山町 800冊
浅 川 町 1,000冊 田 島 町 1,000冊
西 郷 村 1,000冊 小 高 町 600冊
その他 福島刑務所 1,000冊
計33市町村39,588冊
4 読書会用文庫
公民館やPTA活動の一環として、地域文庫・家庭文庫運
営のための学習として、あるいは生涯学習時代を迎え同好の
志が集まってのサークル活動として、近年県内各地で読書会
が誕生している。そして、それらの人たちが県立図書館に読
書会のノウハウを求めて来る。県立図書館では、それらの読
書会のためにテキストを揃え、読書会運営のための相談に応
じている。テキストは絵本から一般成人向まで、1タイトル
5冊〜10冊まで、幅広く揃えている。
昭和61年度の登録団体数は18団体であるが、他に単発的に
読書会をする団体の利用も10件程あった。貸出冊数は1,700
冊。
5 普及 事業
(1) 第34回福島県図書館大会
・期 日 昭和61年10月7〜8日
・会 場 喜多方プラザ文化センター
・参 加 者 公共図書館・公民館・社会教育関係職員、
図書館協議会・公民館運営審議会委員、
図書館利用者、各種文庫関係者、
読書グループの会員 140名
・講 演 市民が望む図書館のあり方
日本図書館協会出版委員 関千枝子
・意見発表 1) 相互貸借による国書館間協力について
郡山市図書館司書 佐藤三起子
2) 公民館図書室の読書活動について
東村中央公民館主査 芳賀斐子
3) 私たちの読書グループ活動について
喜多方市慶徳町新宮読書会代表者
佐藤哲
・意見交換
司会者 会津若松市立会津図書館長 門脇平八
助言者 日本図書館協会出版委員 関千枝子
二本松市立図書館長 菅野嘉久
福島県立図書館資料課長 菅野孝吉
(2) 北日本図書館連盟奉仕部門(参考事務)研究協議会
・研究テーマ 二次資料作成・活用の課題と展望
・期 日 昭和61年10月22〜23日
・会 場 県立図書館
・参 加 者 北日本地区公共図書館、公民館図書室、そ
の他関係職員 60名
・講 演 公共図書館における書誌サービスの最近の
動向
図書館情報大学助手 薬袋秀樹
・事例発表 1) 山形県立図書館における補助ツールの
作成の課題と展望
山形県立図書館調査相談係長
斎藤洋一
2) 郷土的なレファレンスの回答事例集に
ついて
仙台市民図書館嘱託 種部金蔵
3) 郷土文献目録の作成について
会津若松市立会津図書館司書
野口信一
・研究協議二次資料作成・活用の課題と展望
(3) 読書活動指導者養成講座
(一般コース)
・テ ー マ 絵本のルーツをさぐる旅
・期 日 昭和61年7月17日
・会 場 県立図書館
・参 加 者 公共図書館・公民館職員、社会教育関係者、
文庫世話人、一般 170名
・講 師 法政大学教授 アン・ヘリング
・講 義 1) 桃太郎絵本あれこれ
2) 絵本とその仲間たち
(専門コース)
・テ ー マ 手作り紙芝居に愛をこめて
一楽しさは、まず大人から一
・期 日 昭和61年11月26・27日
・会 場 郡山市婦人会館
・参 加 者 公共図書館・公民館・幼稚園・保育園職員、
社会教育関係者、学生ほか 160名
・講 師 絵本作家 松井紀子
・講 義 1) 絵本と紙芝居の魅力と独自性
2) 紙芝居の独自性を深める
・実 習 1) 紙芝居を作ろう
2) 紙芝居を演じる
(4)子どもの本研究講習会
・期 日 昭和61年9月20日
・会 場 県立図書館
・参 加 者 公共図書館・公民館・社会教育関係職員、