教育年報1987年(S62)-038/225page

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 提言7

家庭・学校・地域の教育機能の活性化と連携を図ること


 近年、青少年の生活や教育環境の変化によって、家庭にお

ける日常生活、学校における教育活動、地域社会における様

々な活動等において、生涯学習の基盤となる教育機能の低下

が指摘されている。

 そのため、青少年の心豊かな人間形成を図るには、家庭

学校・地域社会のそれぞれが、独自の教育機能を発揮すると

ともに三者が調和を保ちながら何をどのように分担し補完し

合っていくかを十分検討し、連携を進めることが必要である、

 その際、「青少年を健全に育成する」「親や大人自身が学

ぶ」「地域に生き地域を育む」という視点に立って三者の共

通理解のもとに、教育目的を同じくし、相互に均衡を保ちな

がら連携を進めていくことが大切である。

 (1) 家庭の教育機能の充実を図る。

 (2) 学校の教育機能の充実を図る。

 (3) 地域社会の教育機能の充実を図る。

 (4) 家庭・学校・地域の教育機能の連携を図る。

 
提言8

  生涯学習の拠点となる生涯教育センターの設置

  の推進を図ること


 県政の指針では「心豊かな生き生きとした゛ふくしま"の

創造」を施策の基本目標としていることから、県民一人一人

が、生涯にわたって生き生きと共に学び合う学習活動を奨

励・援助するため生涯教育推進の拠点となる教育機関「生涯

教育センター」の設置の推進を図る必要がある。

 この「生涯教育センター」は、高度な情報通信機能と快適

な学習環境を備えるインテリジェント化された、次のような

役割と機能をもつ施設であることが望まれる。

 (1) 人材の養成と活用の機能           

 (2) 学習相談や指導の機能

 (3) 生涯教育関連事業の連絡・調整を推進する機能

 (4) 学習情報の収集と提供の機能

 (5) 広域的な学習機会を提供する機能

 (6) 調査・研究の機能

 (7) 新しい事業開発の機能

 (8) 学習方法開発の機能

 (9) 各種団体活動と会員相互の交流を促進する機能

 (10) 宿泊研修の機能

 第3節 生涯教育データバンク・

      情報提供事業

 教育資源を調査して、生涯教育に必要な情報を収集・整理

保管するとともに、学習相談の実施及び情報提供のための基

礎資料の作成・配布、テレビ・ラジオスポット放送等により

情報の提供を実施した。

(1) 教育資源調査

 1) 学習教材(視聴覚に関する学習教材)

(2) 基礎資料集の作成

 1) 生涯学習ガイドブック「学習教材編」 2,000部

(3) 生涯学習情報提供

 1) 広報紙「生涯学習ふくしま」年4回各10,000部

 2) スポット放送

    テレビ  年間  32回(各30秒)

    ラジオ  年間  100回(各30秒)

 3) 学習情報「生涯教育関連事業情報提供」4半期毎

第4節 生涯教育広域事業

      「生涯学習県民講座」

 1 家庭教育講座

回  期  日 会  場 テ ー マ 講  師 参加者数
1  10月14日(水) 飯舘村飯樋公民館 子どもをたく 福鳥大学教育  
ましく育てる 学部教授
家庭・学校・ 小野直広
地域の役割 義務教育課主
  任指導主事
斎藤正寛
桜の聖母短期
大学助教授
樋口勝也 190人
2  10月20日(火) 矢吹町中央公民館 子どもの成長 県立矢吹病院  
と父親の役割 診療部医長
  大野芳義
福島大学教育
学部助教授
河野義章
矢吹町立矢吹
中学校長
理崎三郎 178人
3  10月30日(金) いわき市文化センター ○これからの 同語学者文学  
ことばをど 博士
う教えたら 金田一春彦
よいか 双葉町社会教
○くらしに生 育指導員
かす放送利 浪江安
用と家庭教 NHK福島放 740人
送局放送部 (NHK
  近野勇 と共催)
4  11月10日(火) 喜多方市喜多方プラザ ○くらしに生 全国視聴覚教  
かす放送利 育連盟事務局
用と家庭教
関口勇
○主婦の就労 県立会津短期
と家庭教育 大学助教授
のあり方 佐々木篤信
  郡山女子大短 165人
大部教授 (NHK
関口はつ江 と共催)
5  11月16日(月) 三春町三春町公民館 国際化時代に 福島大学経済  
おりる家庭教 学部教授
育のあり方 新家健精
  元県立好間高
等学校長
堀川清通
三春町教育委
員会教育長
武藤義男 210人


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