教育年報1987年（S62）-092/225page

(3)　指導の手引の刊行

　1）　名称「心身障害児のための就学指導ハンドブック」

　　　　　―就学指導の問題点とその解決に向けて一

　2）　内容

　　○適正就学を推進する上での問題点

　　○就学指導の問題解決に向けて、市町村教育委員会及び

　　　学校としての解決方法

　　○適正就学指導の事例

　3）　発行部数及び規格

　　○発行部数　1,500部

　　○規　　格　B4判 20ページ

　4）　配布先

　　○県内小・中学校、市町村教育委員会及び盲・聾・養護

　　　学校

　5　研究指定校

(1) 特殊教育実験学校(文部省指定)

　○　学 校 名　県立郡山養護学校

　○　指定期間　昭和60年度〜昭和62年度

　○　研究内容　「重複障害児の教育内容・方法に関する研

　　　　　　　　究」

(2) 心身障害児理解推進校(文部省指定)

　○　学 校 名　西郷村立熊倉小学校

　　　　　　　　福島市立平野中学校

　○　指定期間　昭和62年度〜昭和63年度

　○　研究内容　「小学校及び中学校の児童生徒に、心身障

　　　　　　　　害児に対する正しい理解と認識を深めさせ

　　　　　　　　るための指導のあり方についての研究」

(3) 心身障害児適正就学推進研究校(文部省指定)

　○　学 校 名　喜多方市立喜多方養護学校

　○　指定期間　昭和62年度

　○　研究内容　「新たに人学することになる心身障害児及

　　　　　　　　びその保護者を対象とする体験入学の在り

　　　　　　　　方に関する研究」

(4) 重度・重複障害教育研究指定校(県教育委員会指定)

　○　学 校　名 県立郡山養護学校安積分校

　○　　　　　　県立石川養護学校

　○　指定期間　昭和61年度〜昭和62年度

　○　研究内容　「重度・重複障害教育に関する教育課程の

　　　　　　　　編成及び学習指導方法等に関する研究」

　6　生徒指導・進路指導

(1)　生徒指導

　　昭和60年度より養護教育の重点施策の1つに「生徒指導

　の充実」を掲げ、心身に障害をもつ児童生徒が抱えている

　生徒指導上の問題点に対して、その障害の種類、程度、能

　力、適性等に応じた生徒指導に努めた。

　1）　学校の教育活動全体を通じて行うことを一層重視し、

　　生徒指導研究協議会を開催し、各学校における生徒指導

　　上の問題点の改善に努めた。

　2）　生徒指導を進めるに当たって、特に道徳指導との関連

　　を図り、教師と児童生徒及び児童生徒の心理特性を的確

　　に把握し、指導内容・方法を工夫して指導効果を高める

　　よう努めた。

　3）　児童生徒の心理特性を的確に把握して指導内容・方法

　　を工夫して指導効果を高めるよう努めた。

　4）　家庭や施設、地域との連携を密にするとともに、保護

　　者、教師、寮母及び保母向けに、パンフレット「すこや

　　かな成長をねがって」を作成配布し、啓発に努め障害の

　　実態に即した健全育成に努めた。

(2) 進路指導

　　進路指導に当たっては、一人一人に自己の障害について

　正しく理解させるとともに、障害を克服して積極的に社会

　に参加する意欲、適応力を育てることを目的として、次の

　諸点に留意するように努めた。

　1）　児童生徒一人一人の将来の進路を予測し、それに必要

　　な能力の向上を図る指導目標を立て教職員の共通理解の

　　もとに指導に努めた。

　2）　進路指導計画は、全学部、学年が一貫した指導ができ

　　るよう作成するとともに、指導体制の充実に努めた。

　3）　進路の選択に当たっては、保護者の理解を深めること

　　にも留意し、障害の実態に適する多様な選択に努めた。

　4）　福祉、医療関係や職業安定所、事業所等と緊密な連携

　　のもとに、職域拡大を図る連絡協議会をもつなど、進路

　　指導の充実に努めた。

　7　特　別　活　動

(1) 卒　業　式

　　　　　　県立盲・聾・養護学校卒業者数

学部別／性別	男	女	計
幼稚部	6	3	9
小学部	65	43	108
中学部	104	63	167
高等部	34	19	53
計	209	128	337

※　盲学校の高等部は、専攻科の人数を含む。

　　県立盲・聾・養護学校卒業式開催日(学部別)

	3月 1日	10日	11日	12日	13日	14日	15日	17日	18日	19日	23日
	(火)	(木)	(金)	(土)	(日)	(月)	(火)	(木)	(金)	(土)	(水)
幼稚部			1			1					2
小学部		1	2	4		2	1	1	1	3
中学部		1	1	4	1	2	1	1	1	3
高等部	2	1		1