教育年報1987年(S62)-105/225page
開設を目標とし、特に、乳幼児の子どもを持つ親のための
学級や働く親のための学級の開設促進に努めた。
第二には、家庭教育(幼児期)相談事業を実施し、県内
の3歳児を第一子に持つ親を対象として、はがき通信、巡
回相談、テレビ放送を行いその効果をあげた。また、幼児
後期の子どもを持つ親のための手引書を作成・配布した。
第三には、家庭教育総合推進事業を実施し、家庭教育指
導者研究協議会を開催するとともに、家庭教育指導資料を
発刊し、その活用を図った。また、「家庭教育電話相談
(すくすくダイヤル)」の充実により、電話による幅広い
相談に応じ諸問題の解決に効果をあげた。
2 家庭教育研究集会
(1) 期 日 昭和62年5月26日(火)
(2) 会 場 小野町公民館
(3) 参加者数 400人
(4) 対 象 市町村教育委員会・公民館の家庭教育担当
者及び学級生代表
3 家庭教育(幼児期)相談事業
(1) 協力機関 市町村教育委員会
(2) 実施時期 昭和62年5月〜昭和63年3月
(3) 事業内容
1) はがき・しおりによる相談指導(年間3回)
2) 巡回による相談指導(県内8市町村)
3) テレビ放送による指導(15分カラー放送26回)
(4) 対 象 県内の3歳児を第1子にもつ親12,000世帯
(5) 各種委員会
1) 企画運営委員会
ア 企画運営委員会は、本事業全般の企画運営並びには
がき通信・巡回相談・テレビ放送による相談指導の方
針や実施要項を策定する。
イ 企画運営委員 (◎印 委員長)
氏 名 役 職 名 備考 阿部美一 福島市教育委員会社会教育課長 佐藤貞雄 県児童家庭課長 庄司他人男 福島大学教育学部教授 鈴木仁 福島県立医科大学教授 関ウタ 福島市社会教育指導員 西久保禮造 福島大学教育学部教授 ◎ 樋口勝也 桜の聖母女子短期大学助教授 丸子一夫 県公衆衛生課長 水野文雄 福島テレビ報道制作局長 山脇道子 福島市御山保育所長
2) はがき通信委員会
ア はがき通信委員会は、はがき並びにしおりによる
通信指導の企画運営にあたる。
イ はがき通信委員 (◎印 委員長)
氏 名 役 職 名 備考 遠藤久江 県立会津短期大学助教授 大宮勇雄 福島大学教育学部講師 今野金裕 心身障害児総合療育センタ」部長 佐藤延子 福島大学附属幼稚園副園長 関口はつ江 郡山女子大学短期大学部教授 ◎
3) 巡回相談委員会
ア 巡回相談委員会は、巡回相談指導の企画運営並びに
市町村を巡回して、直接家庭教育の相談に応じる。
イ 巡回相談委員 (◎印 委員長)
氏 名 役 職 名 備考 新家淳子 家庭教育電話相談員 加藤一夫 福島県立医科大学講師 河野義章 福島大学教育学部助教授 小森澄憲 郡山女子大学短期大学部教授 ◎ 辻紀美子 田村町つつみ幼稚園副園長 林偕子 郡山女子大学短期大学部助教授 樋口勝也 桜の聖母短期大学部助教授 松崎博文 福島大学教育学部助教授 山脇道子 福島市御山保育所長 渡辺俊彦 福島女子短期大学教授
ウ 巡回市町村
東和町、郡山市、浅川町、泉崎村、新鶴村、只見町
楢葉町、いわき市
エ 巡回相談参加者状況
参加者数368人(個別相談74人)
4) 4・5歳児の家庭教育手引書の作成・配布
県内の4歳児をもつ親を対象に、「すこやかな成長を
ねがって」を家庭教育の手引書として配布した。
4 家庭教育総合推進事業
(1) 実施時期 昭和62年4月〜昭和63年3月
(2) 研究主題 「現代社会における家庭教育」
〜家庭と家庭とを結ぶ地域の役割〜
(3) 事業内容
1) 企画推進委員会の設置
ア 企画推進委員会は、全県的な視野で研究主題をとり
あげ、分析検討し、これらを家庭教育指導資料として
まとめる。
イ 企画推進委員 (◎印 委員長)
氏 名 役 職 名 備考 阿部真樹 福島県PTA連合会長 岩城教夫 県教育センター教育相談部長 小野直広 福島大学教育学部教授 ◎ 笠原憲昭 福島市中央公民館長