教育年報1987年(S62)-181/225page
のおのが担当障害分野ことに研究主題を持ち、個人研究を
進めた。
第5節 教育図書・資料の収集・
提供事業
1 教育図書・資料の収集・整理
当センターでは、養護教育に関する研修・研究・相談事業
の充実と、県内各学校等における研究活動及び教育実践に寄
与できるよう、教育図書・資料の収集・整理を行い、心身障
害児教育に関する図書・資料のセンター的な機能を果たすよ
う努めた。
(1) 教育図書の収集・整理
教育図書については、養護教育に関する専門図書の充実
に努め、本年度43冊を新規に購入した結果、蔵書数は4,458
冊となった。その種類は、心身障害児の教育関係図書が、
2,803冊となり、医学関係図書が320冊、心理関係図書が
135冊、その他の図書が1,200冊である。これらの図書は
NDCの分類基準に従い分類・配架されていて、いつでも
利用できるようになっている。
また、五十音索引カード及び分類記号索引カードが完成
したので、図書の検索がいっそう便利になった。
(2) 教育関係定期刊行物の収集・整理
教育関係定期刊行物は、県費購入及び寄贈などにより、
38種類で680冊に達した。
(3) 教育資料の収集・整理
教育資料は、全国の関係機関や県内の教育機関の協力に
より、研究紀要・研究報告書なとの収集に努めており、集
まった180冊余りについて「教育資料分類基準」に従って
分類するとともに、県内の資料については、更に、学校別
に分類し、配架した。
2 教育図書・資料の利用
本年度の図書・資料の利用者は、当センターの研修参加者
を含め、県内の養護教育に携わる教職員によって利用されて
きた。また、わずかではあるが、障害児を抱えた一般県民の
利用もみられた。
その利用者は、246名で、図書・資料の貸し出し冊数は、
348冊であった。
第6節 広報・啓発事業
養護教育センターの事業内容及び所内における調査・研究
の成果を紹介、普及させるとともに、学校及び社会の養護教
育に対する理解・認識を深め、もって人間性を重視した学校
教育を推進するための情報資料の提供を図った。
1 所報養護教育
(1) 編集方針
年間5回(第6号〜第10号)発行。養護教育センターの
各種事業内容、養護教育に関する新動向等の紹介
(2) 内 容
巻頭言、論説、特集記事、講演紹介、研究実践校の報告
私のアイディア、医療の窓、心身障害児総合療育センター紹介、
用語解説、随想、施設・備品紹介、創作教材・教具紹介、
図書・資料紹介、長期研究員から、研修者の声
(3) 規格・ペ一ジ・部数
1) 規 格 B5版
2) ページ数 毎号16ページ
3) 部数毎号 1,500部
(4) 配付対象
教育庁各課・所・館、市町村教育委員会、
公立幼・小・中・高・特殊教育諸学校、知事部局関係各課、
各部道府県政令都市特殊教育センター、国立特殊教育総合研究所、
報道機関等
2 養護教育センター案内パンフレット
(1) 編集方針
養護教育センター利用者のための案内
(2) 内 容
1) 教育相談
相談対象、相談の内容、相談の申し込みの手順
2) 巡回就学相談―県内6地区6か所における相談
3) 地域相談室―県内3地区(福島、会津若松、いわき)
における相談
4) 研修・研究―17講座の紹介と研究開発の予告
5) 図書・資料の収集提供―4,400冊余の図書の貸出し
と教育資料の刊行
(3) 規格・ページ・部数
B4版三つ折 1,500部
(4) 配付対象
市町村教育委員会、公立小・中学校特殊学級設置校、
国公立特殊教育諸学校、公立教育関係機関
3 巡回就学相談実施案内パンフレット
(1) 編集方針
遠方のため来所が困難で心身に障害のある、幼児・児童
の保護者及び関係機関に対する就学・教育相談の案内
(2) 内 容
1) 相談の対象
2) 相談の申し込み手順及び方法
3) 教育機関及び地域相談室の案内
(3) 規格・ページ・部数
B4版 二つ折 3,000部
(4) 配布対象
教育庁各課・所・館、市町村教育委員会、
公立幼・小特殊教育諸学校、保育所、私立幼稚園等