教育機器の導入、施設・設備・教材教具等の充実及び
複式学級教材構成資料(県版)の活用を図り、学習指導
法を改善し、教育水準の向上を図る必要がある。
第2節 学 校 教 育
1 概 要
(1) 指導行政の基本方針
第3次福島県長期総合教育計画め第2期実施計画の初年
度に当たり、「国際化・情報化等の新たな時代に対応した
心豊かな、たくましい人間」の育成を目指し、重点施策
「豊かな人間性と創造性をはぐくむ学校教育の推進」の具
現に努めた。特に、社会の変化に主体的に対応できる児童
生徒の育成を目指して、基礎・基本の確かな定着、自己教
育力の育成、個性と創造性の伸長に努め、更に、国際化、
情報化社会に対応した教育等に力点を置いた活力ある教育
活動の展開を図りた。
(2) 指 導 組 織
義務教育課指導担当主幹、主任指導主事ほか11名の指導
主事と、各教育事務所指導課長、指導主事、各市・町教育
委員会指導主事及び指導委員によって、幼稚園・小学校・
中学校の指導に当たった。
県北 県中 県南 会津 南会津 相双 いわき 計 指導主事数
(指導課長を含む)8 9 7 9 5 7 8 53 市・町教育委員会
指導主事等数9 14 2 4 0 2 6 37 教科等指導委員数
(養護教育を含む)7 7 8 7 10 8 7 54 生徒指導委員数 3 4 2 3 1 2 2 17 学校体育指導委員数 2 2 1 2 1 1 1 10
(3) 学校教育指導の重点
本年度は、教育活動の一層の充実を図るとともに、平成
元年3月15日に告示された新学習指導要領の趣旨を踏まえ
て、教育課程の改善、学習指導、生徒指導の充実に努めた。
1) 教育内容・方法の改善充実に努めた。
ア 広報誌「教育福島」で、学校教育の指導の重点や具
体的な課題を明確にし、改善に役立つ実践例を紹介し
た。
○ 学校教育指導の重点(2・3月号)、○ 国際理解教
育の実践(4・5月号)、○ 生徒指導の充実(6月号)
○ 豊かな人間性と創造性をはぐくむ学校教育(7・8
月号)、○ 進路指導の充実(9月号)、○ 教職員研究
論文紹介(1月号)
イ 小学校・中学校教育課程講習会を開催し、各小・中
学校の校長、教頭及び教員の4分の1程度の者を対象
に、教育課程の基準の改善についての研修を行い、新
学習指導要領の趣旨の徹底と小・中学校教育の改善・
充実を図った。
ウ 教育課程研究協議会を小・中学校教育研究会との共
催で開催し、教育課程実施上の諸問題を研究し、その
改善・充実に努めた。
エ 各種研究学校(地区)を指定し、指導内容・方法の
改善・充実に努めた。
(ア) 教育課程研究指定校 (小学校1校、中学校1校)
(イ) 郷土教育研究指定校 (小学校1校、中学校1校)
(ウ) 生活科研究推進校 (小学校1校)
(エ) へき地教育研究指定校 (小学校1校)
(オ) 勤労生産学習研究指定校 (小学校2校、中学校1
校)
オ 道徳教育振興会議、道徳教育校長等指導者養成講座
を開催するとともに、道徳教育の研究学校 (地区)を
指定し、道徳教育の改善・充実に努めた。
(ア) 道徳教育協同推進地区 (1地区)
(イ) 道徳教育学校・家庭連携推進校 (小学校3校、中
学校3校)
(ウ) 奉仕等体験学習研究推進校 (小学校1校、中学校
1校)
力 特別活動実践講座を開催するとともに、研究学校を
指定し、特別活動の改善・充実に努めた。
(ア) 進路指導研究指定校 (中学校1校)
キ 指導担当者の資質向上のため、研修の充実に努めた。
(ア) 指導担当者研究協議会 (2回)
(イ) 指導担当者研修講座 (1回)
(ウ) 指導課長会議 (2回)
2) 教職員の資質と指導力の向上に努めた。
ア 教職員研修の充実に努めた。
(ア) 小学校初任者研修、中学校初任者研修試行の実施
(イ) 中学校新採用教員、事務職員、教職経験者、新任
校長、新任教頭、新任教務主任等の研修会の実施
(ウ) 中央研修講座への派遣
(エ) 教員海外派遣の実施
(オ) 長期研修生(内地留学)の派遣
(カ) 教育研究団体に対する援助と指導
(キ) 自主的研究グループヘの援助
(ク) 教職員研究論文の募集
(ケ) 英語指導助手による学校訪問指導
3) へき地教育、幼児教育の充実に努めた。
ア へき地教育担当教員、免許外教科担任教員の研修の
充実と指導力の向上に努めた。
(ア) へき地教育担当教員研修会
(イ) 中学校免許外教科担任教員研修会
(ウ) へき地教育指導者講座、全国へき地教育研究大会
イ 幼稚園教育担当教員の研修の充実と指導力の向上に
努めた。
(ア) 幼稚園教育課程講習会
(イ) 幼稚園教育課程研究集会、幼稚園実技講習会
(ウ) 幼稚園新採用教員研修会