教育年報1989年(H1)-090/237page

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   (イ) 心身障害児理解推進校 (小学校1校、中学校1校)

   (ウ) 心身障害児適正就学推進研究校 (聾学校1校)

 2) 重度・重複障害教育内容の充実を図る。

  ア 重度・重複障害教育研究指定校に研究を委嘱し、重

   度・重複障害教育に関する教育課程の編成及び学習指

   導方法についで研究を進め、改善に努めた。

  イ「重度・重複障害児の指導計画と授業の展開」(第

   2集)を指導資料として作成し、重度・重複障害教育

   の指導力の向上に努めた。

 3) 交流教育の推進

   養護教育交流推進事業指定校を指定し、交流活動を通

  して心身障害児が、心身に障害のない児童生徒や地域社

  会の人たちと活動を共にし、経験を広め、社会性を養い、

  好ましい人間関係を育てることに努めるとともに、小・

  中学校の児童生徒や教職員及び地域の人たちに対し、心

  身障害児とその教育に対する正しい理解と認識を深めさ

  せ、互いに連帯意識を育てることに努めた。

 4) 生徒指導の充実

   盲・聾・養護学校における生徒指導上の諸問題につい

  て研究協議を行い・生徒指導担当教員の児童生徒理解の

  あり方について理解を深め、隼徒指導の機能を生かした

  指導力の向上を図り、生徒指導の改善充実に努めた。

 5) 進路指導め充実

   心身障害児の自立的な力を育てるには、その基礎づく

  りが不可欠であることにかんがみ、自分の力を最大限に

  発揮して、必要最少限の援助を受けて生活する、月立的

  な生活経験の充実を図るため、小・中・高の一貫した指

  導が展開されるよう指導計画の整備に努めた。

 6) 指導職員の資質向上のため、研修の充実に努めた。

  ア 養護教育担当指導主事会議 (2回)

  イ 県立学校学校教育指導委員連絡協議会 (1回)

 7) 教職員の資質と指導力の向上に努めた。

  ア 教職員研修の充実に努めた。

   (ア) 新採用教員研修会、養護教育新担任研修会、

    養護教育教務主任研修会、養護教育教養講座、

    寄宿舎職員等研修会、訪問教育担当教員講習会

   (イ) 長期・短期研修生の派遣

   (ウ) 自主的研究グループヘの援助

 8) 心身障害児就学指導の推進

   心身障害児就学指導講習会を開催し、市町村教育委員

  会及び小・中学校、盲・聾・養護学校の就学指導担当者

  を対象として就学指導を進めるための研究協議等を行う

  とともに、市町村における就学指導を補充するため、県

  心身障害児就学指導委員会を開催し、心身障害児の適正

  な就学指導の推進に努めた。

 2 現 職 教 育

(1) 教職員の研修

  研修会、講習会については下表のとおり実施し、教職員

 の資質の向上に努めた。 (概要は右表)

名  称 期 日 期間 会 場 人数 対 象
第1次盲・聾・養護学校
新採用教員研修会
4月3日(月)〜4日(火) 2日 養護教育センター 38 盲・聾・ 護
第2次盲・聾・養護学校
新採用教員研修会
4月10日(月)〜15日(土) 6日 所属校 38
第3次盲・聾・養護学校
新採用教員研修会
8月2日(水)〜4日(金) 3日 郡山少年自然の家 38
第4次盲・聾・養護学校
新採用教員研修会
10月2日(月)〜7日(土) 6日 所属校 38
第5次盲・聾・養護学校
新採用教員研修会
1月29日(月)〜31日(水) 3日 教育センター 38
生徒指導
(養護教育)研究協議会
5月9日(火)、9月11日(月) 2日 福島県自治会館 22
養護教育教務主任研修会 5月31日(火) 1日 養護教育センター 22
養護教育教養講座 6月6日(火) 1日 養護教育センター 59 盲聾養護特殊市教委員
特殊学級教育課程
県研究集会
6月8日(木)〜9日(金) 2日 郡山市中央公民館 76 特殊学級
訪問教育担当教員講習会 8月22日(火)〜24日(木) 3日 養護教育センター 18 盲・聾・養 護
養護教育新担任研修会 5月23日(火)〜25日(木) 3日 養護教育センター 51 盲・聾・養護特殊学級
寄宿舎職員等研 修会 8月9日(水) 1日 平養護学校 36 県立盲・聾・養護
教職経験者研修会 1、2、3 養護教育センターの中・
上級講座の開催日
3日 養護教育センター 41 盲・聾・養護

(2) 教育研究グループ奨励事業

  教育研究グループ奨励事業について、下記の2グループ

 を決定し補助金を交付した。

研究グループの名称 代表者勤務校 代表者氏名 人数 研究主題
言語の習得と
指導を考える会
県立聾学校 山内潤子 9名 障害児の言語習得と
その指導のあり方について
重度・重複障害児の
コミュニケーション行動
形成研究グループ
県立須賀川養護学校 鈴木茂明 6名 身体運動を媒介とした
コミュニケーション行動の促進

(3) 養護教育担当教員長期・短期研修

 <福島県養護教育センター>

○ 長期研修 1か年

・ 重複障害教育

 県立聾学校    教諭 石井正明

 県立郡山養護学校 教諭 円谷美智子



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