第5節 教育図書・資料の収集・
提供事業
1 教育図書・資料の収集・整理
養護教育センターでは、養護教育に関する研修・研究・相
談事業の充実と、県内各学校等における研究活動及び教育実
践に寄与できるよう、教育図書・資料の収集整理を行い、心
身障害児教育に関する図書・資料のセンター的な機能を果た
すように努めた。
(1) 教育図書の収集・整理
教育図書については、養護教育に関する専門図書の充実
に努め、本年度124冊の新規購入及び寄贈の結果、蔵書数
は、5,088冊となった。その種類は、心身障害児の教育関
係図書が2,917冊となり、医学関係図書が339冊、心理関
係図書が155冊、その他の図書が1,677冊となった。これ
らの図書は、「日本十進分類法」の分類基準に従い分類・
配架しているので、いつでも利用できるようになっている。
また、50音検索カード及び分類記号検索カードを整えた
ので、図書の検索が一層便利になった。
(2) 教育関係定期刊行物の収集・整理
教育関係定期刊行物は、県費購入及び寄贈などにより、
34種類で1,639冊に達した。
(3) 教育資料の収集・整理
教育資料は、全国の関係機関や県内の教育機関の協力に
より、研究紀要・研究報告書等の収集に努めており、集ま
った150冊余りについて「教育資料分類基準」に従って分
類するとともに、県内の資料については、更に、学校別に
分類・配架した。
2 教育図書・資料の利用
本年度の図書・資料は、養護教育センターの研修参加者を
含め、県内の養護教育に携わる教職員によって利用されてき
た。また、普通教育に携わる教職員や、一般県民の利用もみ
られた。
その利用者は、544名で、図書・資料の貸出冊数は732冊
であった。
第6節 広報・啓発事業
養護教育センターの事業内容及び所内における調査・研究
の成果を紹介、普及させるとともに、学校及び社会の養護教
育に対する理解・認識を深め、もって人間性を重視した学校
教育を推進するための情報資料の提供を図った。
1 所報養護教育
(1) 編集方針
年間4回(第20号〜第23号)発行。
養護教育センターの各種事業内容、養護教育に関する新
動向等の紹介
(2) 内 容
巻頭言、特集記事、講演紹介、研究実践校の報告、
実践紹介、私のアイディア、相談事業報告、福祉の窓、
用語解説、図書・資料室だより、随想、長期研究員の声、
研修者の声
(3) 規格・ページ・部数
1) 規 格 B5版
2) ページ数 毎号16ページ
3) 部 数 毎号1,500部
(4) 配布対象
教育庁各課・室・所・館、市町村教育委員会、
公立幼・小・中・高・特殊教育諸学校、知事部局関係各課、
各都道府県・政令都市特殊教育センター、国立特殊教育総合研究所、
福島大学附属教育実践研究指導センター、報道関係等
2 養護教育センター案内パンフレット
(1) 編集方針
養護教育センター利用者のための案内
(2) 内 容
1) 教育相談
相談対象、相談の内容、相談の申し込みの手続
2) 巡回就学相談―県内4地区4会場における相談
3) 地域相談室―県内3地区(福島、会津若松、いわき)
における相談
4) 研修・研究―18講座の紹介と研究開発の予告
5) 図書・資料の収集提供―5,000冊余の図書の貸し出し
(3) 規格・ページ・部数
B4版 三つ折り 3,000部
(4) 配布対象
市町村教育委員会、公立小・中学校特殊学級設置校、
国公立特殊教育諸学校、公立教育関係機関
3 巡回就学相談実施案内パンフレット
(1) 編集方針
遠方のため来所が困難で心身に障害のある、幼児・児童
の保護者及び関係機関に対する就学・教育相談の案内
(2) 内 容
1) 相談の対象
2) 相談の申し込み手順及び方法
3) 教育機関及び地域相談室の案内
(3) 規格・ページ・部数
B4版 二つ折り 3,000部
(4) 配布対象
教育庁各課・所・館、市町村教育委員会、公立幼・小・
特殊教育諸学校、私立幼稚園、公・私立保育所等