会性を養い、好ましい人間関係を育てるためだけでなく、
特に学校周辺の地域住民、小・中学校の児童生徒や教職
員が心身障害児とその教育に対して正しい理解と認識を
深めるとともに、互いに連帯意識を育むことに努めた。
4) 生徒指導の充実
児童生徒の障害の状態や発達段階を教職員の共通理解
のもとに生徒指導の機能を生かし、児童生徒一人ひとり
の自己実現を図るとともに、校内の指導体制を強化し、
小・中・高一貫した指導の推進に努めた。
5) 進路指導の充実
心身障害児が自分の力を最大限に発揮して、必要最少
限の援助を受けて生活する自立的な生活経験の充実を図
るためには、障害の種類・程度等に応じた各教科等の基
礎的・基本的事項の確実な定着が不可欠であり、小・中
・高一貫した指導が展開されるよう指導計画の整備に努
めた。
6) 指導職員の資質の向上のため、研修の充実に努めた。
ア 養護教育担当指導主事会議(2回)
イ 県立学校学校教育指導委員連絡協議会(1回)
7) 教職員の資質と指導力の向上のため、教職員研修の充
実に努めた。
ア 初任者研修試行、新採用教員研修会、養護教育新担
任研修会、養護教育研修主任研修会、養護教育教務主
任研修会、寄宿舎職員研修会、訪問教育担当教員講習
会
イ 長期・短期研修生の派遣
ウ 自主的研究グループヘの援助
8) 心身障害児就学指導の推進
心身障害児就学指導講習会を開催し、市町村教育委員
会の就学指導担当者及び小・中学校、盲・聾・養護学校
の校内就学指導委員等を対象として、心身障害児の就学
についての理解と啓発の在り方についての研究協議等を
行うとともに、市町村における就学指導を補完するため
県心身障害児就学指導委員会を開催し、心身障害児の適
正な就学指導の推進に努めた。
2 現 職 教 育
(1) 教職員の研修
研修会、講習会については、下表のとおり実施し、教職
員の資質の向上に努めた。
名称 期日 期間 会場 人 数 対象 第1次 盲・聾・養護学校
新採用教員研修会4月2日(火)〜3日(水) 2日 養護教育センター 41 盲・聾・ 養護 第2次 盲・聾・養護学校
新採用教員研修会4月8日(月)〜13日(土) 6日 所属校 〃 〃 第3次 盲・聾・養護学校
新採用教員研修会7月30日(火)〜8月1日(木) 3日 郡山少年自然の家 〃 〃 第4次 盲・聾・養護学校
新採用教員研修会11月18日(月)〜25日(月) 6日 所属校 〃 〃
名称 期日 期間 会場 人数 対象 第5次 盲・聾・養護学校
新採用教員研修会1月20日(月)〜22日(水) 3日 教育センター 41 盲・聾・ 養護 養護教育教務主任研修会 5月14日(火) 1日 福島県自治会館 22 〃 養護教育研修主任研修会 5月28日(火) 1日 養護教育センター 〃 〃 特殊学級学習指導法
研究集会11月19日(火)〜20日(水) 2日 〃 60 特殊学級 訪問教育担当教員講習会 10月22日(火)〜24日(木) 3日 〃 15 養護学校 養護教育新担任研修会 6月4日(火)〜6日(木) 3日 〃 56 盲・聾・ 養護
特殊学級寄宿舎職員研修会 8月7日(水) 1日 聾学校 45 盲・聾・ 養護 教職経験者研修会 1、2、3 養護教育センターの
中・上級講座の開催日3日 養護教育センター 60 〃
盲・聾・養護学校初任者研修試行 県立平養護学校翠ケ丘分校(一人配置校) 研修日数(校内60日、校外30日) 県立いわき養護学校(二人配置校)
(2) 教育研究グループ奨励事業
教育研究グループ奨励事業について、下記の2グループ
を決定し補助金を交付した。
研究グルー プの名称 代表者勤務校 代表者氏名 人数 研究主題 福島県立大笹生養護学校笹風会 県立大笹生養護学校 岡崎利男 17名 一人一人を伸ばすための教
育課程の改善について心と精神発達研究会 県立須賀川養護学校郡山分校 荒正文 6名 登校拒否児に対する養護・
訓練の指導のあり方
(3) 養護教育担当教員長期・短期研修
<福島県養護教育センター>
○長期研修 1か年
○重複障害教育
県立郡山養護学校 教諭 円谷美智子
○教育工学
県立聾学校 教諭 渡邊世子
○情緒障害教育
郡山市立富田小学校 教諭 高橋正美
<国立特殊教育総合研究所>
1) 新任特殊教育諸学校校長・教頭講習会 5日
○精神薄弱教育分科会 校長 鈴木絢子