教育年報1992年(H4)-221/225page
第20章 福島県文化センター
第1節 概 要
福島県文化センターは、県民の文化の振興を図るために設
置されたもので、福島県文化会館及び福島県歴史資料館の二
つの施設をもって構成されている。
このセンターの管理運営は、設置当初から県が
財団法人福島県文化センターに委託し、同法人はこの施設の設置目的に
沿って一般県民の文化活動の場としてその利用に供し、利用
者の便宜を図るとともに、各種の文化事業を展開し、あるい
は歴史、文化関係資料の収集、整理、保管、調査研究を行う
ほか、埋蔵文化財の発掘調査事業を実施している。
1 業務内容
福島県文化センターを構成する施設の業務内容は、概ね次
のとおりである。
(1) 文化会館
○文学、音楽、演劇、舞踊等の芸術の振興に関すること。
○社会科学、自然科学等の学術の振興に関すること。
○文化会館の施設及びその付属設備の利用に関すること。
(2) 歴史資料館
○県に関する文書資料、考古資料、民俗資料その他の歴史
資料に関する調査研究及びその利用に関すること。
○歴史資料に関する講演会、講習会、映写会、研究会等の
主催及びその開催の援助に関すること。
2 役員及び職員組織
(1) 理事・監事
役職 氏 名
理 事 長 佐藤栄佐久
副理事長 奥山健一
副理事長 佐藤昌志
常務理事 丸山稔
理 事 大野雅人
理 事 吉田修一
理 事 新妻威男
理 事 小口潔子
理 事 渡辺忠男
理 事 井上実
理 事 高橋清吉
監 事 高橋貞夫
監 事 小湊邦臣
(2) 職員組織
○総 務 部 総 務 課 施 設 課
○事業第一部 企 画 課 普 及 課
○事業第二部 歴史資料課 遺跡調査課
(3) 専門委員会
文化センターの事業運営に関し、館長の諮問機関として
専門委員会が設置されており、事業の企画、実施について
館長の諮問に応じている。
第2節 施設の概要
所在地 福島市春日町5-54
敷地面積 20,654m2
建築面積 4,959m2
建築延面積 12,408m2
構 造 鉄骨、鉄筋コンクリート造り地下1階、
地上3階、塔屋1階
竣 工 昭和45年7月31日
(1) 文化会館
地 階 中央監視室、空調、電気機械室、奈落
1 階 大ホール(1,943席)、小ホール(444席)、
リハーサル室(107m2)、和室(20畳2室)、
楽屋(4室)、浴室(2室)、視聴覚室(108席)、
会議室(49m2)、事務室、収蔵庫等
2 階 会議室兼展示室(466m2)、事務室、収納室、
食堂等
3 階 展示室(505m2×2室)、ギャラリー(363m2)、
事務室、倉庫等
(2) 歴史資料館
1 階 展示室(180m2)、事務室
2 階 事務室、研究室、閲覧室、マイクロフィルム室、
文書庫(252m2)等
3 階 文化財収蔵庫(455m2)、文書庫(252m2)
第3節 事業の実施状況
平成4年度中に財団法人福島県文化センターが実施した事
業の概要は次のとおりである。
1 自 主 事 業
区分 事業名 期日及び
開催場所事業内容 入場者 舞台
芸術
鑑賞古典劇場・
歌舞伎公演7月7日(火)
1日2回公演
県文化センター
大ホール古来より民衆の生活に溶け込み育まれてきた伝統芸能の中で、
最も人気のある歌舞伎の絢爛豪華な舞台の醍醐味を鑑賞して
もらうため、松竹大歌舞伎公演を実施した。1,732名 交響楽の夕べ 11月7日(土)
1日1回公演
県文化センター
大ホールすぐれたクラシック音楽の鑑賞を通じ音楽をより深く理解し、又
手軽に親しんでもらうため、手塚幸紀指揮による東京フィルハーモニー交響楽団の演奏会を実施した。1,898名 少年劇場 6月8日(月)〜
6月26日(金)少年少女の情操涵養をねらいとして、教育課程に