(2)第21回〔10月5日開催〕参加30名
・講師 渡邊五郎三郎(福島新樹会代表幹事)
・テーマ『生きがいのある人生』
(3)第22回〔12月7日開催〕参加26名
・講師 羽田富子(リズム工房主幹)
・テーマ『からだを通して育まれる感性』〜リズム工房
でのこども達のあり方をめぐって〜
(4)第23回〔2月1日開催〕参加41名
・講師 今泉壮一(福島県芸術文化団体連合会参与)
・テーマ『古典を読む楽しみ』
〜万葉・古今の東歌のことなど〜
第2節 資料の収集・整理
県民の資料に対する要求も年々多様化・専門化の傾向が顕
著になってきているため、それぞれの分野でよりきめの細か
な収集に努めた。
1 図書館資料の収集
(1)一般資料の収集
昨年度に引き続き、人文科学・社会科学・自然科学それ
ぞれの部門で参考図書の充実に努めた。また、各部門とも
専門分野における基本資料の整備に努めた。
(2)郷土資料の収集
郷土関係文献と県人著作を博捜し、網羅的収集を計った。
本年は戦後50年を記念して、戦時中の生活や従軍の思い出
を記録した文集などが、県内でも数多く出版されたので、
それらの収集に努めた。入手困難な郷土資料については複
写・製本の上、当館資料として受け入れした。
(3)視聴覚資料の収集
本年度は特に、ふくしま国体を記録したビデオテープや
CD-ROMの収集を計った。また、図書館向け研修用ビ
デオテープを購入したが、多方面で活用された。
(4)児童図書・研究図書の収集
児童及び児童図書を研究する利用者のために、児童書で
は、子供たちに読んでほしいと願い選んだ図書・課題図書
及び郷土出身作家・画家の図書を中心に収集した。
研究資料については、児童文学や絵本についての作家論・
作品論を中心に収集した。復刻書、雑誌も昨年に引き続き
収集した。
(5)逐次刊行物の収集と整備
利用者の多様な要望に対応すべく、各分野の定評ある雑
誌を収集すると共に、今年度も近代文学関係雑誌および、
近代婦人関係雑誌の復刻版を収集し、資料の充実を図った。
新聞については、地元紙、中央紙の収集保存に努め、地
元紙はマイクロフィルム化により、汚・破損防止に努める
と共に、郷土関係連載記事のクリッピング等によって利用
者の利便を図った。
〔表1〕平成7年度逐次刊行物受入整理状況
(単位:種)
区分 購入 寄贈 計 新聞 22 59 81 雑誌 210 905 1,115 官報等 3 一 3 計 235 964 1,199 〔表2〕平成7年度資料の受入状況
(単位:冊)
区分 購入 寄贈・他 計 一般資料 6,238 1,861 8,099 郷土・行政資料 885 3,034 3,919 児童図書 1,076 276 1,352 児童図書研究室資料 684 746 1,430 館外用図書 3,319 1,460 4,779 計 12,202 7,377 19,579 2 蔵書目録の発行
「増加図書著者・書名索引」として平成6年度に収集した
図書の目録を発行し、関係機関に配布した。
第3節館内奉仕
直接来館あるいは電話や文書による県民の資料・情報要求
が多く寄せられている。
内容的にも、ここ数年来の多様化、専門化の傾向はますま
す顕著になっているので、資料の充実とともに利用環境の整
備にも努力した。
1 調査相談
当館に情報や情報源の調査を求める利用者は、本年度も持
続して増加した。これらの要求に可能な限り応えるために、
参考資料の整備はもとより各専門機関との連携、レファレン
スツールの充実、担当職員の資料運用力の向上などサービス
体制の強化に努めた。
その結果は総件数10,819件であった。
〔表3〕記録された参考質問の分析
(単位:件)
区分 郷土資料 一般 逐次刊行物 小計 児童 計 人文 社会 自然 口頭 2,181 1,392 1,373 1,031 726 6,703 505 7,208 電話 1,076 974 422 369 435 3,276 122 3,398 文書 135 33 19 18 7 212 1 213 計 3,392 2,399 1,814 1,418 1,168 10,191 628 10,819 5,631