教育年報1995年(H7)-216/256page

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(2)第21回〔10月5日開催〕参加30名

・講師 渡邊五郎三郎(福島新樹会代表幹事)

・テーマ『生きがいのある人生』

(3)第22回〔12月7日開催〕参加26名

・講師 羽田富子(リズム工房主幹)

・テーマ『からだを通して育まれる感性』〜リズム工房

でのこども達のあり方をめぐって〜

(4)第23回〔2月1日開催〕参加41名

・講師 今泉壮一(福島県芸術文化団体連合会参与)

・テーマ『古典を読む楽しみ』

〜万葉・古今の東歌のことなど〜

第2節 資料の収集・整理

県民の資料に対する要求も年々多様化・専門化の傾向が顕

著になってきているため、それぞれの分野でよりきめの細か

な収集に努めた。

1 図書館資料の収集

(1)一般資料の収集

昨年度に引き続き、人文科学・社会科学・自然科学それ

ぞれの部門で参考図書の充実に努めた。また、各部門とも

専門分野における基本資料の整備に努めた。

(2)郷土資料の収集

郷土関係文献と県人著作を博捜し、網羅的収集を計った。

本年は戦後50年を記念して、戦時中の生活や従軍の思い出

を記録した文集などが、県内でも数多く出版されたので、

それらの収集に努めた。入手困難な郷土資料については複

写・製本の上、当館資料として受け入れした。

(3)視聴覚資料の収集

本年度は特に、ふくしま国体を記録したビデオテープや

CD-ROMの収集を計った。また、図書館向け研修用ビ

デオテープを購入したが、多方面で活用された。

(4)児童図書・研究図書の収集

児童及び児童図書を研究する利用者のために、児童書で

は、子供たちに読んでほしいと願い選んだ図書・課題図書

及び郷土出身作家・画家の図書を中心に収集した。

研究資料については、児童文学や絵本についての作家論・

作品論を中心に収集した。復刻書、雑誌も昨年に引き続き

収集した。

(5)逐次刊行物の収集と整備

利用者の多様な要望に対応すべく、各分野の定評ある雑

誌を収集すると共に、今年度も近代文学関係雑誌および、

近代婦人関係雑誌の復刻版を収集し、資料の充実を図った。

新聞については、地元紙、中央紙の収集保存に努め、地

元紙はマイクロフィルム化により、汚・破損防止に努める

と共に、郷土関係連載記事のクリッピング等によって利用

者の利便を図った。

〔表1〕平成7年度逐次刊行物受入整理状況

(単位:種)
区分 購入 寄贈
新聞 22 59 81
雑誌 210 905 1,115
官報等 3 3
235 964 1,199

〔表2〕平成7年度資料の受入状況

(単位:冊)
区分 購入 寄贈・他
一般資料 6,238 1,861 8,099
郷土・行政資料 885 3,034 3,919
児童図書 1,076 276 1,352
児童図書研究室資料 684 746 1,430
館外用図書 3,319 1,460 4,779
12,202 7,377 19,579

2 蔵書目録の発行

「増加図書著者・書名索引」として平成6年度に収集した

図書の目録を発行し、関係機関に配布した。

第3節館内奉仕

直接来館あるいは電話や文書による県民の資料・情報要求

が多く寄せられている。

内容的にも、ここ数年来の多様化、専門化の傾向はますま

す顕著になっているので、資料の充実とともに利用環境の整

備にも努力した。

1 調査相談

当館に情報や情報源の調査を求める利用者は、本年度も持

続して増加した。これらの要求に可能な限り応えるために、

参考資料の整備はもとより各専門機関との連携、レファレン

スツールの充実、担当職員の資料運用力の向上などサービス

体制の強化に努めた。

その結果は総件数10,819件であった。

〔表3〕記録された参考質問の分析

(単位:件)
区分 郷土資料 一般 逐次刊行物 小計 児童
人文 社会 自然
口頭 2,181 1,392 1,373 1,031 726 6,703 505 7,208
電話 1,076 974 422 369 435 3,276 122 3,398
文書 135 33 19 18 7 212 1 213
3,392 2,399 1,814 1,418 1,168 10,191 628 10,819
5,631


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