ての知識を得るため、各種講習会、現地研修等を実施
した。
イ 自然の家周辺の自然環境を調査するとともに、各コ
ースを整備し、活動場所の有効利用を図った。
2) 利用しやすい施設づくり
ア 自然の家の持つ課題をつかみ、利用者主体の施設運
営のあり方を理解するため、研修会や自己研鑚に努め
た。
イ 利用団体の多様なニーズに応えられる所員の援助方
法や柔軟な姿勢のあり方について研究をした。
(2) 助言・意見の具現化と運営の確立・改善
1) 関係諸機関の助言の具現化
ア 運営委員会等諸機関の助言を受け、所の運営確立改
善の指針とした。
2) 利用団体の意見の具現化
ア 各利用団体の代表者に引率者記録票を記入しても
らい、意見・要望を分析し、可能な限り所の運営に生
かすよう努力した。
(3) 活動種目の開発
1) 海浜の特徴を生かす活動の研究
ア 海藻・魚介類・小生物を調査研究し、海浜(磯)活
動の充実を図った。
イ 年間を通じて実施できる海浜活動の種目の研究をす
すめた。
2) エリア内活動種目の開発
ア 冒険の森・野営場等エリア内を使って実施する野外
活動ゲームの開発に努めた。
イ 冒険の森各コースを整備するとともに、新コースを
作るなど活動の範囲を広げる努力をした。
(4) 主催事業の開催と魅力ある事業の開発
1) 特色ある主催事業の開催
ア 事業内容を吟味するとともに、参加者の年齢構成に
応じた活動場面を設定するなど、興味・関心を示す主
催事業を展開するよう努めた。
イ 主催事業を通じて、自然や他団体・家族との交流・
ふれあいが深まるような場面を設定した。各主催とも
多くの参加者があり好評であった。
ウ 学校団体・社会教育関係団体等の体験宿泊の内容を
吟味し、利用時の活動に直結する活動を多く取り入れ
た。
2) 関係諸機関との連携による事業の開発
ア 教育委員会、教育事業所、公民館等、各機関との連
携による特色ある事業の開発に努めた。
(5) 広報活動の充実と利用団体の拡大
1) 広報活動の充実
ア 利用促進を図るため、市町村教育委員会、公民館等
社会教育施設、各報道機関との連携を図りながら、積
極的な広報活動を展開した。
2) 利用団体の拡大
ア 利用手続きの簡略化(様式の簡略化)に努めた。
イ 施設見学の積極的な受け入れを図った。
(6) 安全管理の徹底
1) 施設・設備の安全点検
ア 定期点検の励行に努めた。
イ 随時補修の徹底を図った。
2) 給食施設・設備の衛生管理
ア 給食委員会等給食委託業者との打ち合わせを随時実
施し、食中毒の防止に努めた。
イ 厨房等の点検と食品の衛生管理の徹底を図った。
ウ 野外炊飯、弁当給食時の衛生対策の徹底を図った。
3) 利用者の安全確保と事故防止
ア 利用者の健康状態の把握と有事の場合に迅速に対応
できる体制づくりに努めた。
イ 活動場所の安全確保とコース点検の徹底を図った。
4) 火災予防体制の強化
ア 消火・避難訓練を計画的に実施した。
イ 山火事防止の呼びかけとエリア内の防火パトロール
を実施した。
ウ 消防施設の自主点検と委託業者、消防署との 連携強
化に努めた。
第2節 施設・設備の概要
1 所在地
いわき市久之浜町田之網字向山53
2 宿泊定員
○ 本館定員 300名(和室28室)
○ ロッジ定員 150名(15棟)
○ テント定員 100名(25張)
3 敷地面積
○ 363,236m2
4 建物面積
○ 6,949.94m2
○ 中心施設、
本館(宿泊室、オリエンテーションホール、
研修室、野外学習室、事務室、食堂、浴室等)
体育館
○ 野外施設
管理棟、ロッジ、炊飯棟、便所等
5 野外活動施設面積
○ つどいの広場 7,000m2
○ 多目的広場 8,890m2
○ 自然観察園 4,050m2
6 設備備品等
○ 体育館(バレーボールコート2面、
バスケットボールコート1面、バドミントンコート2面、卓球台2台、
ピアノ1代他)
○ 野営場(野外炊飯・キャンプ用品一式、冷蔵庫他)
○ 野外活動設備(フィールドアスレチック 20ポイン
ト、トリムコース 7ポイント、営火場 7箇所、冒