教育年報1998年(H10)-217/270page
[表6] 入館者数・登録者数
開館日数 入館者数 1日平均 登録者数(児童) 232 192,471 830 12,020(4,162) 4 特別貸出
現行の「館外個人貸出」のみでは対応できない事態に対応
するための制度で、対象者、貸出資料、冊数、期間などの面
で配慮を行うものである。
[表7] 特別貸出状況
貸出先 件 数 冊 数 官公庁関係 14 103 図書館その他 38 267 会社・事業所 15 74 報道関係 1 1 学 校 5 18 一般利用者 8 19 計 81 482 5 郷土資料
当館所蔵資料のみでなく、歴史資料館等の関係機関所蔵資
料も検索し、さらにインターネットを活用して利用者からの
調査相談に対して、充実した回答が迅速に提供できるよう努
めた。
また、「新編会津風土記」全120巻の写本をCD-ROM化
し、利用者がコンピュータ端末で閲覧、検索できるようにし
た。
6 逐次刊行物
調査依頼の件数も増加し、内容も高度化した。雑誌論文、
新聞記事の調査等、数多く寄せられ、当館で対応しきれない
ものについては、類縁機関との相互協力により対処した。
7 児童奉仕
子供の豊かな読書生活を願い、利用者のために様々な活動
を行った。
図書の貸出返却・調査相談業務の他に、特集コーナーを設
け、作家・作品の紹介及びリスト作成を行い、読書のきっか
けを作った。
事業として「四季のおはなしかい」を定着させ、手作りの
エプロンシアター等の上演を行い、子供が楽しく本と出会う
機会を作った。また、見学に訪れた幼稚園・小学校の子供た
ちには、施設見学の他に、読書の動機付けとして紙芝居・読
み聞かせを行ったり、家庭学級等で来館したお母さん方に、
子供の読書・絵本との出会いの大切さをアピールした。
8 複写サービス
申し込み件数、枚数共年々上回ってきている。明治・大正・
昭和前期に出版された資料は紙質も悪く、コピー熱のため汚・
破損が懸念される。
非所蔵資料については、国立国会図書館等関係機関へ依頼
して、利用者に当該資料を提供した。
[表8] 複写利用状況
区 分 自館処理 他機関依頼 計 件 数 9,788 59 9,847 枚 数 95,953 607 96,560 9 展示
親しみのもてる図書館づくりと資料への導きを主眼とする
展示活動は、年次計画に基づき計4回開催し、多くの反響を
呼んだ。
(1) 『アニメ化になった名作』展
(平成10年4月11日〜6月4日)
赤毛のアン・魔女の宅急便をはじめ、アニメーション化
された児童文学の原作約60タイトル・ポスター・タイトルの
異なるものの解説・関連資料・グッズ等を展示し、さらに60
0件を採録した目録を作成し配布した。
(2) 『雑誌でみるファッション史』展
(平成10年6月5日〜8月5日)
明治・大正・昭和期のグラフ誌にみる日本洋装史を辿っ
た。ファッションに関する資料約50冊・昭和初期のダン
スパーティー用服装・カンカン帽・蓄音機・手風琴・写真
機等も展示した。
(3) 『朝河貫一―没後50周年資料』展
(平成10年8月7日〜11月4日)
二本松市出身で、エール大学教授朝河貫一博士の没後50
年を記念して、著書・研究文献・写真・書簡・写真帳等の
資料約100点を展示した。
(4) 『県立図書館資料整理の変遷』展
(平成10年11月6日〜平成11年1月31日)
図書館の整理業務に使用された図書登録台帳・謄写版・
目録カード・プリンター・製本関連用品類・作成された目
録等を通して、コンピュータ化以前の資料整理の変遷を紹
介した。
第4節 館外奉仕
1 移動図書館の巡回
図書館未設置町村の、図書館活動の促進を図ることを目的
として、資料の援助や公民館図書室の運営相談を行った。
本年度の利用状況は、次のとおりである。