レッドデータブックふくしまT 植物・昆虫類・鳥類 -022/451page
3)今後の課題
調査対象となった植物がどのカテゴリーに属するかの判定は、レッドデータブック作成検討委員会の植物関係3分科会において決定した。
しかし、先にも述べたとおり、今回の調査期間では、広い県土に生育する希少植物の全ての内容を明らかにすることは不可能であり、本報告書の利用に際しては、このことを十分に御理解のうえ利用されるようにお願いしたい。たとえば、分布図は分布の概要を表現しているもので、必ずしも、その空白域に当該植物が生育しないという意味ではない。その空白域に本当にその植物がないかどうかは、利用者の求める精度によって、必要に応じ現地調査により確認しなければならないことになろう。