レッドデータブックふくしまT 植物・昆虫類・鳥類 -024/451page

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絶滅 ミツガシワ科

ガガブタ
Nymphoides indica (L.) Kuntze
全国カテゴリー;絶滅危惧U類

【選定根拠】A複数の調査で生育が未確認
【形態】浮葉性の水生植物。草長0.5〜2m。葉は卵円形で、長径5〜20p。7〜9月。水面に径1.5p前後の花を開く。花冠裂片に長い毛があり、株によって雌しべが雄しべより長いものと短いものとの2型がある。秋に錨のような形をした大きさ3〜5pの殖芽を作り越冬する。多年草。
【分布】本州〜九州、朝鮮、中国、東南アジア、オーストラリア、アフリカに分布。
【県内の分布、生育状況】福島県植物誌(1956、旧版)に「勿来町はじめ県内各地の池沼中に生ず」という記録があるが、その後確認情報がない。
【主要文献】
小林勝・鈴木貞次郎.1956.福島県植物誌・其五.104pp.福島大学学芸学部(謄写).
 

 

絶滅 キク科

ネコノシタ(ハマグルマ)
Wedelia prostrata (Hook. et Arn.) Hemsl.
全国カテゴリー;絶滅危惧U類

【選定根拠】A複数の調査で生育が未確認
【形態】
海岸砂浜に生育するキク科の多年草。地下茎をはわせ節から根を出す。葉は長楕円形で鋸歯縁、先端亜鋭頭、質厚く表面に剛毛を密生しざらつく。表面のざらつきがネコの舌を思わせることからこの名がある。7−10月頃、茎の先端に頭花を単生させる。頭花は径2p程度、舌状花は黄色。群生する。
【分布】国内では茨城県から四国、九州、沖縄、小笠原の海岸に生育。外国では台湾、インドに分布する。
【県内の分布、生育状況】1970年に鈴木昌友博士により小高町、いわき市小名浜、豊間、久之浜、四倉が記録されている。しかしその後海岸開発や浸食により姿を消し再発見されていない。
【主要文献】
鈴木昌友.1970.茨城の植物.490pp.茨城新聞社.茨城.


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福島県生活環境部環境政策室自然保護グループの許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。