レッドデータブックふくしまT 植物・昆虫類・鳥類 -039/451page
絶滅危惧T類 ウキゴケ科
ウキゴケ Riccia fluitans (Horik.) L.
全国カテゴリー;絶滅危惧T類【選定根拠】A全ての生育地で生育条件が悪化
【形態】植物体はリボン状、長さ1〜5p、幅0.5〜1o。規則的に二又状に分枝する。仮根と腹鱗片はない。気室孔はない。横断面は両端丸く厚さは7〜8細胞、幅は長さの3〜4倍。生殖器官はごくまれ。
【分布】北海道から沖縄まで。世界各地。
【県内の分布、生育状況】昔は各地の水田や浅い池のごく普通であったが、最近除草・殺菌のための農薬使用により個体数が激減し、農薬を使用しない水田や山間部の湧水地にまれに見られる程度である。
【生育に影響を与えている要因】農薬汚染
【主要文献】
福島県植物誌編さん委員会.1987.福島県植物誌.481pp.福島県植物誌編さん委員会.いわき.
絶滅危惧T類 ウキゴケ科
イチョウウキゴケ Ricciocarpos natans (L.) Corda
全国カテゴリー;絶滅危惧T類【選定根拠】A全ての生育地で生育条件が悪化
【形態】葉状体はイチョウの葉の形に似て、長さ1〜1.5p、やや赤みを帯びた緑色。密に二又分枝を繰り返し、半円形になると2つに別れて2個体となる。腹鱗片は密につき紫色でリボン状、微鋸歯縁。生殖器官はごくまれ。
【分布】本州から沖縄。世界各地。
【県内の分布、生育状況】水田や浅い池。昔は各地の水田や池にごく普通であったが、最近は農薬の使用により、生育地が激減している。
【生育に影響を与えている要因】農薬汚染
【主要文献】
福島県植物誌編さん委員会.1987.福島県植物誌.481pp.福島県植物誌編さん委員会.いわき.