レッドデータブックふくしまT 植物・昆虫類・鳥類 -040/451page

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絶滅危惧T類 マツバラン科

マツバラン
Psilotum nudum (L.) Beauverd
全国カテゴリー;絶滅危惧U類

【選定根拠】D過去(30〜50年)の生育確認後、情報なし
【形態】根茎は地下または樹幹上を匍い、毛状の仮根を出す。地上茎は又状に分岐し、約20pに達する。稜が明らかで鱗片状の小突起がある。茎と葉の区別が不明瞭。地上茎上に胞子嚢が2〜3個合着した単体胞子嚢群をつける。
【分布】宮城県石巻市から沖縄・小笠原諸島まで分布する。日本以外では世界の亜熱帯〜熱帯に広く分布する。
【県内の分布、生育状況】いわき市に2ケ所産地が記録されている。
【生育に影響を与えている要因】園芸採取
【特記事項】生育環境の適切な保全と園芸採取を行わないようすることが望ましい。
【主要文献】
福島県植物誌編さん委員会.1987.福島県植物誌.481pp.福島県植物誌編さん委員会.いわき.
 

 

絶滅危惧T類 イワヒバ科

コケスギラン
Selaginella selaginoides (L.) Link
全国カテゴリー;絶滅危惧U類

【選定根拠】D過去(30〜50年)の生育確認後、情報なし
【形態】茎は短く地面をはって、直立する短い枝を出す。茎の高さは4〜8pで枝別れしない。葉は同型で、茎にらせん状に着く。葉の形は披針形から卵状披針形で、ほぼ開いてややまばらに出る。葉の縁には毛がある。立ち上がる茎の先に胞子葉が集まって子嚢穂となり包葉は裸葉(茎につく葉)より大きく、披針形で5〜8oの長さがある。コスギランに似ているが、胞子が大小二形あることから、イワヒバ属にはいっている。
【分布】北海道、本州中部以北の高い所の草原などに生育し、比較的珍しい。ヨーロッパ北部、旧ソ連、北米に周極分布をする。
【県内の分布、生育状況】甲子山、飯豊山に記録があるがその後確認されていない。
【主要文献】
福島県植物誌編さん委員会.1987.福島県植物誌.481pp.福島県植物誌編さん委員会.いわき.
コケスギラン


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