レッドデータブックふくしまT 植物・昆虫類・鳥類 -080/451page

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絶滅危惧T類 ラン科

キンセイラン
Calanthe nipponica Makino
全国カテゴリー;絶滅危惧TB類

【選定根拠】産地報告が少なく、個体数も少ない。A全ての生育地で生育条件が悪化B全ての個体群で強い捕獲・採取圧により減少
【形態】多年草で、地下浅い所に球状の偽球茎が横に連なる。葉は3〜5枚根生、広披針形で長さ15〜30p。花茎は30〜50p。7月、淡黄緑色の花を10個程まばらにつける。苞は披針形で1〜2p。距が5o、唇弁は3裂しがく片と同長、側花弁は線状披針形である。
【分布】北海道〜九州に分布する。
【県内の分布、生育状況】中通り・会津地方の深山樹林下に生育する。ただし今回の調査では確認できなかった。
【生育に影響を与えている要因】産地局限、園芸採取、森林伐採
 

 

絶滅危惧T類 ラン科

キソエビネ
Calanthe alpina Hook. f. var. schlechteri (H. Hara) F. Maek.
全国カテゴリー;絶滅危惧TA類

【選定根拠】@全ての個体群で個体数が減少A全ての生育地で生育条件が悪化B全ての個体群で強い捕獲・採取圧により減少
【形態】多年草で、地下浅い所に球状の偽球茎が横に連なる。葉は4枚程根生、広披針形・倒卵形で長さ20p。花茎は30p程で、花序には子房とともに短毛がある。7〜8月、淡紫色の花を5個程つける。苞は披針形で1.5p。距は2.5〜3.0p。がく片は披針形。唇弁は3裂せず先端部がくし状に切れ込み、がく片より少し短い。側花弁は披針形でがく片より短い。
【分布】本州や四国に分布する。
【県内の分布、生育状況】南会津地方の自然林林床に極めてまれに分布する。
【生育に影響を与えている要因】産地局限、園芸採取
キソエビネ


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