レッドデータブックふくしまT 植物・昆虫類・鳥類 -083/451page

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絶滅危惧T類 ラン科

アツモリソウ
Cypripedium macranthum Sw. var. supeciosum (Rolfe) Koidz.
全国カテゴリー;絶滅危惧TB類

【選定根拠】@全ての個体群で個体数が減少B全ての個体群で強い捕獲・採取圧により減少
【形態】多年草。根茎は横にはう。茎は高さ30p前後で有毛。葉は長楕円形で3−5枚互生する。6〜7月に茎頂に10p程の花1個つく。苞は葉と同形。がく片・側花弁は唇弁と同色。唇弁は大きな袋状で、淡紅色〜紅紫色。
【分布】本州中部以北〜北海道、アジア北東部〜ヨーロッパ東部にかけて分布する。
【県内の分布、生育状況】雑木林の疎林地や草地に極めてまれに産する。今回のレッドデーターブック調査では確認できなかった。
【生育に影響を与えている要因】園芸採取
 

 

絶滅危惧T類 ラン科

キバナノアツモリソウ
Cypripedium guttatum Sw. var. yatabeanum (Makino) Pfitzer
全国カテゴリー;絶滅危惧TA類

【選定根拠】@全ての個体群で個体数が減少A全ての生育地で生育条件が悪化B全ての個体群で強い捕獲・採取圧により減少
【形態】多年草。根茎は横にはう。茎は高さ10〜30pで、葉や子房と共に腺毛が密生する。葉は2枚互生し楕円形。7月に茎頂に4p程の緑黄褐色の花1個を垂れ下がってつける。背がく片は広卵形で良さ2p内外、側がく片は楕円形で長さ1.5p内外と短い。唇弁は大きな袋状で側花弁とともに茶褐色の斑点がある。
【分布】秋田県から中部地方にかけて分布する。
【県内の分布、生育状況】中通りや会津地方の亜高山の樹林下に生え極めてまれである。今回のレッドデータブック調査では確認できなかった。
【生育に影響を与えている要因】森林伐採、園芸採


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