エゾルリトラノオ Pseudolysimachion
kiusianum (Furumi) Yamazaki subsp.miyabei (Nakai et Honda) Yamazaki
var.miyabei
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【選定根拠】確認されず現状不明である。
【形態】直立する茎は短毛があり50〜90p、広卵形の葉は対生、有柄。母種ツクシトラノオの葉は両面短毛、縁は鋭鋸歯だが本種は葉の表面無毛で、裏面に密に短毛が生え鋸歯もとがらない。
【分布】本州(東北地方)〜北海道南部の山地草原に分布する。
【県内の分布、生育状況】田島町に記録があるが、その後確認されず現状不明である。
【主要文献】
日本の野生植物V.及びフィールド版草本・木本.平凡社.上野雄規編.1991.北本州産高等植物チェックリスト.東北植物研究会.原色日本植物図鑑(上).及び木本篇(1).保育社.福島県植物誌編さん委員会.1987.福島県植物誌.481pp.福島県植物誌編さん委員会.いわき.
ヤマトラノオ Pseudolysimachion
rotundum (Nakai)
Yamazaki var.subintegrum (Nakai) Yamazaki |
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【選定根拠】確認されず現状不明である。
【形態】茎は直立し40〜90p、短毛散生する。対生葉は広披針形、両面に短毛あり。長さ5〜11p、幅1〜2.5p、茎頂に花穂を出し多花をつける。2〜3pの花柄に短毛あり、花は青紫色で長さ5oである。
【分布】本州(関東、中部、中国)、四国、九州、朝鮮、中国(東北部)に分布。林縁や草地に生える。
【県内の分布、生育状況】矢吹町に記録があるが、その後確認されず現状不明である。
【主要文献】
日本の野生植物V.及びフィールド版草本・木本.平凡社.上野雄規編.1991.北本州産高等植物チェックリスト.東北植物研究会.原色日本植物図鑑(上).及び木本篇(1).保育社.福島県植物誌編さん委員会.1987.福島県植物誌.481pp.福島県植物誌編さん委員会.いわき.
エゾノカワジシャ Veronica
americana (Rafin.) Schwein. |
【選定根拠】もともと自生していたものか、北方から人為的に移入されたものか不明である。
【形態】湿地性の植物。茎の下部が地をはって斜上し、草高20〜40p。葉は長楕円状披針形で、長さ3〜6p。7〜8月、葉腋から枝を出し、皿状に広く開いた花を多数総状につける。花は青紫色で、径6〜7o。カワジシャに似るが、茎が斜上して葉に短い柄があり、果実は長さより幅の方がやや広い点が異なる。
【分布】北海道、千島、樺太、カムチャッカ、アラスカ、北アメリカに分布する。
【県内の分布、生育状況】川の縁などの湿地に生育する。本県では、金山町で確認されたものが、馬場(1983)によって初めて報告された。その個体群は今回の調査で1/10に減少していることが分かった。
【主要文献】
馬場篤.1983.福島県新産植物と稀産植物の新産地2.フロラ福島2:7-8.
ゴマノハグサ Scrophularia
buergeriana Miq. |
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【選定根拠】確認されず現状不明である。
【形態】根の一部が紡錘状に肥大する。直立する茎はし90〜150p、四角。葉は対生し1〜2pの柄あり。葉身は卵形、長さ6〜8p、幅3〜4p。茎頂に20〜40pの総状花序をつくり、黄緑色の花を密につける。
【分布】本州(関東南部、中部、中国地方)、九州、朝鮮、中国(北部、東北)に分布する。湿性湿原に生える。
【県内の分布、生育状況】郡山市安積町、白河市関山に記録があるが、その後確認されず現状不明である。
【主要文献】
日本の野生植物V.及びフィールド版草本・木本.平凡社.上野雄規編.1991.北本州産高等植物チェックリスト.東北植物研究会.原色日本植物図鑑(上).及び木本篇(1).保育社.福島県植物誌編さん委員会.1987.福島県植物誌.481pp.福島県植物誌編さん委員会.いわき.
ヤマクワガタ
Veronica japonensis Makino
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【選定根拠】確認されず現状不明である。
【形態】茎は分枝して地に伏し発根し広がり長さ10〜20p、密に軟毛が生える。葉は対生、長さ12〜25o、幅9〜20o、広卵形、両面に白毛が散生する。上部葉腋から花序が出て3〜8個の淡紅白色の径8oの皿形の花をつける。
【分布】関東地方北部、中部地方南部の亜高山帯に分布。針葉樹林やブナ林の中に生える。
【県内の分布、生育状況】吾妻山、尾瀬に記録があるが、その後確認されず現状不明である。
【主要文献】
日本の野生植物V.及びフィールド版草本・木本.平凡社.上野雄規編.1991.北本州産高等植物チェックリスト.東北植物研究会.原色日本植物図鑑(上).及び木本篇(1).保育社.福島県植物誌編さん委員会.1987.福島県植物誌.481pp.福島県植物誌編さん委員会.いわき.
マルミスブタ Blyxa
anbertii L.C.Rich. |
全国カテゴリー;絶滅危惧U類
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【選定根拠】確認されず現状不明である。
【形態】沈水〜抽水性の水生植物。草高10〜15p、茎は極短く、葉は線形で長さ10〜15p、根生状。8〜9月、がく筒を水面に伸ばし、繊細で小さな白色の花を開く。種子は紡錘形で表面に細かい突起があり、スブタに似ているが、両端に尾状突起がない点で異なる。
【分布】本州・四国・九州、東アジア、インド、マダガスカルに分布する。
【県内の分布、生育状況】池沼や水田などに生育する。本県ではかつて郡山市で確認されているが、その後確認されず現状不明である。
【主要文献】
福島県植物誌編さん委員会.1987.福島県植物誌.481pp.福島県植物誌編さん委員会.いわき.