レッドデータブックふくしまT 植物・昆虫類・鳥類 -342/451page
準絶滅危惧 トンボ目 ヤンマ科
アオヤンマ Aeschnophlebia longistigma Selys 【選定根拠】a 分布域の一部で個体数が減少
【形態】腹長45〜53o、後翅長43〜50o。全身があざやかな緑色で、ずん胴型のやや大型のヤンマ。
【分布】本州、四国、九州に分布するが、東北地方や九州では産地が局地化してまれである。
【県内の分布、生息状況】喜多方市真木及び会津坂下町袋原の阿賀川の三日月湖と裏磐梯で記録がある。
【生息に影響を与えている要因】池沼開発
【主要文献】
三田村敏正・横井直人・宮畑年弘(1989)福島県におけるアオヤンマの新産地,福島県トンボ分布資料3.ふくしまの虫,(8):9-11.
枝重夫(1965)アマゴイルリトンボの幼虫ならびに成虫の産卵行動.New Entomologist,14(5):1-5.
大沢尚之(1986)福島県・裏磐梯のトンボ相(T).清真学園紀要,8:67-84.
準絶滅危惧 トンボ目 ヤンマ科
カトリヤンマ Gynacantha japonica Bartenef
全国カテゴリー;準絶滅危惧【選定根拠】a 分布域の一部で個体数が減少b 分布域の一部で生息条件悪化
【形態】腹長51〜57o、後翅長42〜50o。複眼が著しく大きく、腹部第3節が顕著にくびれたやや細身の中型ヤンマ。
【分布】北海道、本州、四国、九州に分布するが、東北地方では産地が局限化する。
【県内の分布、生息状況】最近の記録としては梁川町、山都町、矢吹町などがあるが、確実な生息地は矢吹町のみである。
【生息に影響を与えている要因】水路整備農薬汚染
【主要文献】
横井直人(1991)梁川町のトンボ.ふくしまの虫,(9):20-23.
横井直人(1999)福島県トンボ分布資料Y.ふくしまの虫,(15):10-14.