レッドデータブックふくしまT 植物・昆虫類・鳥類 -345/451page
準絶滅危惧 コウチュウ目 オサムシ科
アカガネオサムシ Carabus granulatus telluris Bates 【選定根拠】b 分布域の一部で生息条件悪化
【形態】体長18〜24o。上翅は全体黒色を呈し、一部微弱な暗銅色をしている。
【分布】北海道と本州に分布し、それぞれ別亜種となっている。河川や沼周辺の湿地などで見つかるが、その分布は局地的である。
【県内の分布、生息状況】いわき市の河川上流域で見つかっているだけである。
【生息に影響を与えている要因】河川改修湿地開発
準絶滅危惧 コウチュウ目 オサムシ科
オオハンミョウモドキ Elaphrus japonicus S.Ueno
全国カテゴリー;準絶滅危惧【選定根拠】a 分布域の一部で個体数が減少
【形態】体長8〜8.5o。体には銅色の光沢がある。複眼が大きくて著しく突出し、触角は短い。上翅には眼状紋があり、丸い溝で囲まれる。
【分布】本州北東部に分布しているが、その分布は連続的ではなく、東北地方から長野県にかけて点々と産地が見つかっている。
【県内の分布、生息状況】只見町と檜枝岐村のブナ帯〜針葉樹林帯下部にある湿地から見いだされている。
【生息に影響を与えている要因】湿地開発
【主要文献】
山屋茂人(1987)新潟県におけるオオハンミョウモドキの新産地.月刊むし,(202):15.