レッドデータブックふくしまT 植物・昆虫類・鳥類 -346/451page
準絶滅危惧 コウチュウ目 オサムシ科
オサムシモドキ Craspedontus tibialis Schaum 【選定根拠】b 分布域の一部で生息条件悪化
【形態】体長20〜24o。体の光沢が鈍いことや前胸の形が特異な5角形をしているので、識別は容易である。
【分布】北海道、本州、四国、九州に分布している。
【県内の分布、生息状況】いわき市と楢葉町から見いだされており、いずれも砂浜の石下から得られている。
【生息に影響を与えている要因】砂浜への車両の乗り入れが大きく影響していると考えられる。
準絶滅危惧 コウチュウ目 オサムシ科
ウミミズギワゴミムシ Sakagutia marina S.Ueno
全国カテゴリー;準絶滅危惧【選定根拠】b 分布域の一部で生息条件悪化
【形態】体長5o内外。体は平たく黒色をしており、上翅第3間室と第5条に約10個ずつの孔点を持つことで、近似種と容易に識別できる。
【分布】北海道、本州、四国、九州に分布しているが、全国的に記録が少ない。
【県内の分布、生息状況】いわき市からのみ見つかっており、波打ち際の海藻やゴミなどの下からわずかな個体が得られているにすぎない。
【生息に影響を与えている要因】カワラハンミョウと同様、砂浜への車両の乗り入れなどにより生息地が荒らされ、発生個体数が減っているものと思われる。
【特記事項】砂浜環境を保護するため、砂浜への車両の乗り入れをしないことが望ましい。