レッドデータブックふくしまT 植物・昆虫類・鳥類 -347/451page

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準絶滅危惧 コウチュウ目 オサムシ科

オオキバナガミズギワゴミムシ
Armatocillenus sumaoi Morita
全国カテゴリー;情報不足

【選定根拠】b 分布域の一部で生息条件悪化
【形態】体長5o内外。上翅は光沢のある黄褐色をしており基部と中央後に暗色紋がある。近似種のキバネキバナガミズギワゴミムシとは後肢転節の形状で区別される。
【分布】北海道、本州に分布している。
【県内の分布、生息状況】いわき市の海岸部2ケ所から見いだされており、河川の河口部付近にある、目の粗い砂地の石下等から発見されている。
【生息に影響を与えている要因】カワラハンミョウなどと同様、砂浜への車両の乗り入れ等により生息地が荒らされ、発生個体数が減っているものと思われる。
【特記事項】砂浜環境を保護するため、砂浜へ車両を乗り入れないことが望ましい。
【主要文献】
森田誠司(1985)オオキバナガミズギワゴミムシの新産地(ミズギワゴミムシ分布資料7).甲虫ニュース,(67,68):10.

オオキバナガミズギワゴミムシ


準絶滅危惧 コウチュウ目 ゲンゴロウ科

カノシマチビゲンゴロウ
Oreodytes kanoi (Kamiya)
全国カテゴリー;準絶滅危惧

【選定根拠】a 分布域の一部で個体数が減少
【形態】体長4.3〜4.6o。鈍い光沢のある黄褐色をしており、黒斑を持っている。上翅は先端付近がややふくらむ(雄)か、歯状突起(雌)となるので、近似種との区別は容易。
【分布】北海道、本州に分布しており、本州での分布域は中部以北である。
【県内の分布、生息状況】檜枝岐村の清流の石下から発見されたが、最近は生息が確認されていない。
【主要文献】
高桑正敏(1986)日本産ゲンゴロウ類分布資料(1).月刊むし,(190):25.
福島虫の会調査班(1991)福島虫の会調査会報告(福島県南会津郡檜枝岐村).ふくしまの虫,(9):3-5.

カノシマチビゲンゴロウ


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