レッドデータブックふくしまT 植物・昆虫類・鳥類 -349/451page
準絶滅危惧 コウチュウ目 ヒメドロムシ科
ケスジドロムシ Pseudamophilus japonicus Nomura 全国カテゴリー;準絶滅危惧【選定根拠】a 分布域の一部で個体数が減少b 分布域の一部で生息条件悪化
【形態】体長4.8〜5.3o。上翅の奇数間室の黄色毛が顕著で、前胸背板は後方両側に円形の凹みがある。
【分布】本州のみから見つかっており、記録が少なく非常に局地的な分布をしている。
【県内の分布、生息状況】浪江町での疋田(1998)の報告が唯一の記録。ヨシなどの根のからまった川岸の水中に生息しているようである。
【生息に影響を与えている要因】河川改修
【主要文献】
疋田直之(1998)浜通り北部における水生甲虫の採集記録.ふくしまの虫,(17):26.
準絶滅危惧 コウチュウ目 ヒメドロムシ科
アカツヤドロムシ Zaitzevia rufa Nomura et Baba 全国カテゴリー;準絶滅危惧【選定根拠】a 分布域の一部で個体数が減少
【形態】体長2.7o。上翅は一様に赤褐色を呈し、上翅の先端が会合線で合一してまるくなっている。
【分布】本州だけに分布しており、近県では新潟県と栃木県で記録されている。
【県内の分布、生息状況】西郷村での大桃(1999)の記録が唯一のもの。本種は主に渓流の湧水周辺あるいは大きな石の下から発見されている。
【主要文献】
大桃定洋(1999)アカツヤドロムシを甲子温泉で採集.ふくしまの虫,(18):63.