レッドデータブックふくしまT 植物・昆虫類・鳥類 -378/451page
A 文献等の調査 近年の観察記録等を調査し、必要なものについてデータを採用した。 B 聞き取り調査 福島県内在住の日本野鳥の会会員を中心とし、近年の調査対象種の確認記録を聞き取り調査 を行った。
一般鳥類については、同様に県内に生息する「鳥類の分布状況の変化に関するアンケート調査」を行い、減少傾向にある鳥類の状況を調査した。3 今後の課題
今回の「レッドデータブックふくしま」の策定を踏まえて、今後検討しなければならない課題を
整理すると、次のような点があげられる。
a 鳥類とその生息環境を今後とも継続的に、科学的に把握すること
b レッドデータブックの記載内容を、広く一般県民に告知し、理解を深めること
c 鳥類とその生息地を保護するための具体的手法を研究・開発すること
こうした点に留意しながら鳥類保護の手法を検討していきたい。