レッドデータブックふくしまT 植物・昆虫類・鳥類 -407/451page

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注意 ホオジロ科

ノジコ
Emberiza sulphurata Temminck et Schlegel
全国カテゴリー;準絶滅危惧

【選定根拠】山間地の渓流近くの明るい落葉広葉樹林を好み、繁殖する。やや局地的であって全国的に減少しているが、本県では生息している個体数は比較的多い。
【形態】夏鳥として渡来し、清流のある明るい広葉樹林に生息し、繁殖するがやや局地的である。雄は、高い樹上でさえずるホオジロ科の中ではさえずりのテンポは速いが、なかなかの美声の持ち主である。さえずりの時以外は容易に姿を見ることはできない。背は灰緑色と黒の縦縞、下面は硫黄色で脇にわずかに灰緑色の縦斑がある。近似種のアオジはやや大きくまた、嘴の基部の黒色も濃くはっきりしている。
【分布】本州中部から東北部に夏鳥として渡り、繁殖するが、局地的である。冬期は本州南部から更に南へ渡り越冬する。
【県内の分布、生息状況】高原や亜高山帯下部の清流のある広葉樹林に生息し、繁殖する。吾妻山系の標高600m付近の林地、裏磐梯高原、駒止湿原、尾瀬などで分布は広い。


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