理科野外観察の手引びき(小・中学校編)-013/82page

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7光の影響によって樹木の形はどのように変わるだろうか

植物が成長するためには,光合成によってでんぷんがたくさんつくられることが必要です。光合成はおもに葉でおこなわれるので葉が日光によく当ることが必要に左ってきます。
このように,樹木は葉に日光をたくさん受けやすいように枝や葉を広げています。その枝や葉のつきかたは樹木の種類によって,それぞれ同じような形をもっていま
す。また同じ種類の樹木でも環境によって,枝ののびかたや葉のつきかたがちがりてきます。
スギ林に行って,スギ林の外側の木と内部の木の枝のつきかたと,葉の茂りかたを観察してみよう。(図-16)またスギの木が1本で立。ているときと比較しよう。(図-17)
スギ林の外側の木は,道路側の下枝はよく茂り,外側へ枝が張っているが内側の枝は枯れていますo
スギ林の内部の木は,下枝は枯れていて,上の方の枝や葉だけが茂っています。
1本立っているスギでは円錘形をして,上から日光が下の枝の葉までよく当たるようになっていますo

図-16植林したスギ林(耶麻郡猪苗代町)
図-16植林したスギ林(耶麻郡猪苗代町)

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