理科野外観察の手引びき(小・中学校編)-014/82page
山にのぼ。て,広葉樹林や針葉樹林へはいり,林の外側と内部の枝のつきかたや葉のしげりかたを観察しそれぞれの樹冠についても比較してみよう。図一18
広葉樹(ブナ)では,樹冠は,まるみがあり,こんもりとしています。
外側の木は,下枝がよく茂り,外側へ枝が長く張っています。〆
内部の木では,下枝が枯れてなく在り,高いところで枝が短く張一コています。
針葉樹(7オモリトドマツ)では,樹冠はスギと同じで,円錘形をしています。
外側の木と内部の木の比較はだいたい広葉樹の場合と同じような違いがみられます。
このように林の内部では一般に下枝が枯れて庁く左っています。それは,日光がほとんど下まで通らないので,下枝では,光合成ができず,葉は必要性がなく左って枯れてしまうのです。
図-17 1本立ちのスギ
図-18森林の樹形のスケッチ例