理科野外観察の手引びき(小・中学校編)-058/82page
図-80 海岸段丘のようす(南会津郡下郷町)
県内には,見られます。
このような地形かがあちこちで見られます。
特に,会津地方の大川ライン(図-80)すりかみや,福島市の飯坂を流れる摺上川付近(図-79)を例にあげてみました。
飯坂の図を,前にのべた段丘のできかたをもとに考えてみますと,まず図の右上の140m以上のところが一番古い地層だということになります。そして一番下の方の地層(図の中央下がわ)かがもっとも新しくできあがったということになるわけです。
段丘ができる土地の動きは,平均して1年に0.1oぐらいだろうといわれています。
このような目で,川や海の付近の地形をよく見て,それらの関係につ.いてよく考えてみましよう。
図-81 海岸段丘のでき方