中学校技術・家庭科学習指導資料-017/50page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

みると次のようになる。
表−2
回転原理説明装置の場合は,回転装置を手動で回し,そこから伝達される回転力で,回転板を回し回転磁界をつくったわけであるが,回転磁界装置の場合は,交流100Vを用い,安定器やコンデンサを使用して,B−B'の補助巻線に位相のずれた電流を流すのである。そして,ミノムシクリップの結線を替えて,時計および反時計方向に回転磁界をつくるわけである。
この回転磁界が回転子を回すわけである。回転子の回転する原理は,回転原理説明装置のところで述べたように,フレミングの右手,左手の法則を使って説明すればよいことになる。

4 回転方向切り替え装置
回転磁界装置のB-B'の,各コイル端のミノムシクリップを配線図−3,4のように交互に結線替えして,回転子を時計回りおよび反時計回りに回転していたのでは,電気洗たく機のように,タイムスイッチをつけた正転,逆転への学習には発展しない。そこで,結線をそのままにして,回転方向を変える装置の製作が必要になってくる。この装置を付属させて,回転方向を変えてやるならば,学習はさらに発展するものと思われる。
図−1は,安定器使用時の場合の,回転方向切り替え装置の実体配線図を示したものである。
なお,安定器使用時のものを参考にして,コンデンサ使用時の切り替え装置をくふうしてみよう。

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。