中学校技術・家庭科学習指導資料-039/50page

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などで使用不能になったけい光ランプ20〜40W(殺菌燈より太目のもの)を切断し,殺菌燈にかぶせる。この際,けい光ランプと殺菌燈が接触しないように,木片か,ミノムシクリップなどを挿人して空間をつくる。
けい光ランプの切断は,図−2の切断装置を使用するとよい。
図−6 図−6
また,けい光ランプ内壁に塗布されているけい光物質を一部布で除去し,発光の具合を比較検討させるのも効果的だと思われる。なお,実験時,紫外線から目を保護するため,けい光ランプの切断寸法を殺菌燈の長さに合わせて切断するか,殺菌燈の露出部にカバーをするとよい。
殺菌燈は,水銀原子の励起によって発生した紫外線を利用するので,大部分が2537A°という短い波長のものであるが,この他に4074A。(紫色),4358A°(青紫色),5461A°(緑色)などの可視光線もわずかであるが含んでいる。従って,点燈しているとき薄青緑色に見える。
※アルゴンガスの役割
けい光ランプの中に,アルゴンガスが封入されている。ランプの両端に高電圧を加えると,アルゴンガスは放電を起す。この放電はランプ内に熱を生ずるので水銀が蒸発し,水銀蒸気となる。これがランプ内を充満して励起現象を起し強い紫外線となる。
2 安定器
(1)構造
図−1

図−1に示したように,鉄心を何枚か重ねそれにコイルを巻いたものである。
コイルの抵抗値は,けい光燈のw数により異なる。また同じw数でも製造メーカによっても異なる。10Wのけい光燈に用いる安定器は

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