領域 比較的理解されている内容 比較的理解が劣っている内容 ((4)の7)
図形 1.投影図でかかれた立体の名称
2.合同な図形
3.図形の尺縮数量関係 1.比を簡単にする
2.比を用いて問題を解く
○比を簡単にする
・18:24
・1/2:5/6
○よしおさんの組の男と女の人数の比は7:8で,女は24人です。男は何人でしょう。
○1m20円の布があります。この布の長さをa m,その代金をb円とする。
・aとbの関係を表にあらわす。
a 1 2 3 4 5 b 1.百分率を用いて問題を解く
2.反比例するものをみつける
△4500:7500をかんたんな整数比になおす((5)の3)
△1m20円の布があってa mの代金をb円としたとき,aとbの関係((5)の6)
△いろいろな事象から比例するもの,反比例するものをえらぶ((5)の7)
△貯金の20%にあたる48円をおろした。おろす前の貯金高をχとして式で表わせ。((5)の9)
△100gで120円のお茶を300円分買いにきた。何gわたせばよいか。((4)の3)
3.指導上の留意事項
領域内で正答率の低い問題をとりあげ,誤答傾向や指導上の留意点などについて説明する。
〈数と計算〉
(1)(1)の2について
除法の意味の一つである包含除の問題で操作の問題である。指導に際しては,除法という演算の意味を包含除から更に拡張するのであるが,その基礎となる包含除を具体物を用いて児童に操作きせる必要があろう。(2)(1)の5について
小数・分数の相互関係の問題で,分数を小数で表わす問題であるが,計算のできない生徒が目立つ。基礎的な計算であるので十分練習させる必要があろう。
(3)(1)の10について
計算力が十分でないというより問題場面の理解が困難なための誤りといえよう。正答率は26%ときわめて低い。問題を構成している要素のとらえ方,要素間の関係は握など,線分図やベン図等を用いて解くなど学習のしかたのくふうが望まれる。