小学校福島県診断標準学力検査問題分析結果報告-005/63page
5.小問ごとの平均正答率の伸び
[1]書く(文字)
[1]書く(文字)
この領域は,五つの面から出題している。一は,10題あり,「漢字を正しく書く」力をみるものである。6の入場券を除いては向上しているが,正答率50%以下が6問あり,努力を必要とする。
二は,「同音・同訓の漢字を使いわける」もの4問と,「形の似た漢字を使いわける」問題4つである。2のイの「除く」と,4のアの「複雑」のほかは向上している。
三は,「正しい筆順で書く」問題であるが,向上が見られる。
四は,「送りがなを正しく書く」問題である。3の「断る」が前より下がっているが「供える,治める,捨てる」が向上している。
五は,「かなづかいを正しく書く」問題である。「むかえに行く」が下がっているが,他の3問は向上している。
以上をまとめてみると,28問中,10問が,50%以下の正答率である。一と二の漢字を書く問題は,他の領域に比べても低率である。読解や作文の指導において特に定着するよう配慮するとともに,とり立てての効果的な練習もする必要があろう。