小学校理科教材指導のてびき-061/80page

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(2)自記温度計(バイメタル式)

 1日の気温の変化や季節による気温の変化のように継続学習を必要とする学習指導には,多大な時間の節約もでき,データの集積も容易で,記録用紙のデータ利用によって学習を一層発展できよう。

 1)自記温度計の構造

 自記温度計は時計仕掛で7日間に1回転する円筒の上に記録用紙をまきつけたドラムの部分と,温度を示めすのに2枚の膨張係数の異なる金属を抱き合わせたバイメタルを用い,その一方を固定し,他方の先端の動きをてこ仕掛で拡大し,温度によって上下するうでのさきにインキをつけたペンの部分からできている。

図-67
図-67

 2)自記温度計の使い方

 ア ケースのかぎを外して,ケースを一方側に上げて開く。

 イ ペンを記録用紙からはずすため,うでに接している支棒を前に引く。

 ウ 時計仕掛の円筒を取りはずすには中央のねじをはずして,円筒を上げてとる。

 エ 記録用紙は金具ABではさんで,B点のみぞ穴に入れてとめるから,金


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