小学校理科教材指導のてびき-062/80page

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具の突起を上側に引き上げるとはずれる。これに記録用紙をあて,金具をあてB点の穴に金具の下部をはさんで下側に押し下げる。

 オ この円筒をABがペンの左側にくるようにしずかに軸にはめ,しずかに下ろしただけでうまくかみ合う。ABがペンからあまりはなれている時には,円筒をにぎってまわすとよい。

 力 円筒のとめねじをしめる。

 キ 時計にネジをかけるには,円筒のふたを印(しるしがつけてある)の方向にまわすようにして抑すと開く。ここにネジ用の金具をはめ,時計のゼンマイにネジをかけておく。

 ク ペン先の三角錘のインキ受けにインキを入れておく。

 3)使用上の注意

 ア 自記計の示度には狂いがおこりやすいので,自記記録線上の幾点かを実測値とくらべて,その狂いを見定めておく。例えば記録用紙上に観測位を書きこんでおくのがよい。

 イ 自記温度計の示度と,乾球示度は一致しなければなりません。記録用紙をとりかえるとき(7日まきのときは毎週火曜日の9時)は,とくに注意してその差が0.5℃もあれば,右端のバイメタルに付いている調整ネジによって乾球示度に合せておく。

 ウ 用紙には使い始めと,終りの時刻を用紙の両端に記入する。

(3)湿度計

 湿度計にはいろいろの種類がありますが,湿度を測る完全な機械はありません。現在多く使われているのに乾湿計・毛髪湿度計(ポリメーター)・自記毛髪湿度計などがあります。

 1)乾湿計の構造と使い方

 ア 構造

 図のように2本の温度計をつるしてある。一方は温度計そのままにしてある(乾球)。他方の球部はガーゼでまき,下部は水の入ったつぼの中に浸す(湿球)。

 イ 湿度の測り方

 (ア)乾球の温度と湿球の温度を測る。

図-68
図-68


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