小学校理科教材指導のてびき-066/80page
5m程度である。
2)使用上の注意
ア.地中温度を測定するときは,図-71のように感温部が直射日光を受けないようにくふうする。
イ.リードワイヤーの損壊を防止するために,設置場所付近に枠囲いなどしておく。
ウ.本体(記録部)は百葉箱内など安全な場所に設置する。
エ.付属の小歯車の交換で7日用と1日用に変えられる。
オ.示度の調整は記録計の腕の元のネジで行う。
(6)風向計・風速計
風向計・風速計には設定のし方で次のような種類があります。
風向計……取付け式,台付,手持ち式
風速計……取付け式,台付,手持ち式
風向風速計……取付け式,台付,手持ち式
学習活動に多く用いられている種類は風向風速計の台付です。
1)風向風速計の構造
風向計と風速計がセットされており,上段に風向計があり下段に風速計がセットされてある。矢羽根や風杯が針先軸受支持型と,ベアリング支持型とがあり,一般に風杯はピスねじどめと,かしめ型とがあります。
風同計は極めて簡単な構造で最近は2枚羽根のものが多く(1枚羽根は振動しやすい),2枚羽根の二等分線の方向が風向に合致する。
風速計は十字形のうでのさきに半球状の風受けをつけてある。これを風杯といいます。風に当てると凸面と凹面の空気の圧力の差によって回転する。その回転の数によって風速を計るのです。
2)風向,風速の測り方
ア 風向は風何指針が左右に揺れているときはその中間の方位を読みとる。
イ 風速は11分前から10分間の平均風速を測定します。
図-72