小学校理科教材指導のてびき-071/80page

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14 天体教具

1 星座観測板

 5年「星の動き」で,星の集まりは時間がたっても,並び方は変わらないこと,北の空の星は,北極星を中心に回るように見えることなど,星座の観測を通して学習するようになっています。それには,時間の経過とともに,それぞれの星をうつしとって比較してみるという学習が考えられます。このように星座を直接うつしとる装置が星座観測板です。

(1)製作方法

 星座観測板は市販されているものもありますが,高価で一人一人の児童に持たせることは困難です。そこで,どうしても自作することが必要になります。

 ここにあげた観測板は便用法が比較的簡単で,正確に観測ができ,しかも安価に製作することができます。

 構造は図-76のようになります。木材の接合部は釘づけでよいが必ず木工用ボンドを塗付するようにします。

 観察孔の直径は15mm程度にし,観察孔からシート面までの長さはシートの辺の長さを標準とします。要するに,観察孔からのぞいたときシート面がいっぱいに見えるようになればよいわけです。

 材料は次の通りです。
○木材 15×25×400mm 2本
  15×25×270mm 2本
  10×25×450mm 2本
  10×20×250mm 2本
  10×20×260mm 1本
○ベニヤ板 4×25×150mm 1枚
○ピス 直径4mm 長さ40mm 3本

図-76 星座観測板のつくり
図-76 星座観測板のつくり


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