小学校理科教材指導のてびき-072/80page
○ナット 直径4mm用 1本 ○蝶ねじ 直径4mm用 2本 ○木工用ボンド 若干 ○釘 20mm 若干
木材は,よく乾燥したラワン板を購入し,ひきさいて角材にすると安価にできます。また,10mm程度のベニヤ板でもよいのです。
なお,シート面に厚さ2mmの透明な塩化ビニール板をはりつけておけば,TPシートに星座を記録する作業がしやすくなります。
(2)使用法
1)星座のよく観察できる場所へ机のような台を設置し,その上に観測板をのせ,動かないように,しっかり固定する。
2)シート面を目標の星座に正対するような位置角度に固定する。
3)観測孔からのぞいて星の位置を記録する。時刻を変えて観測するときは,ペンの色を変える。ペンは,水性では夜露で消えてしまうので必ず油性を使うようにする。地平線の地形なども記録しておくようにする。
4)時刻を変えて観測する時は,観測板の位置が変わらないように特に注意する。
(3)北斗七星を中心にした北天の観測とその指導例
星座の観測は夜間になるため教師の手を離れて,家庭学習となります。そこに困難があり,なかなか徹底できません。そのため,事前指導をよく行って“星の観察をしてみたい”という意欲を持たせることがたいせつです。
1)北斗七星を記録したTPシートをOHPで,できるだけ大きくスクリーンに投影し,その特徴や見つけ方を指導する。
2)傾き,方向,高さなどは星座早見盤で調べ,具体的に把握させるようにする。「○○時に,どの方向の,うでをのばした時目の高さのところに,こん
図-77 観測板を使って星座の観測