OHPの活用とTP制作の手びき-000-01/152page

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まえがき

 学習指導要領の改訂にともなって「ゆとりと充実」をめざした学習指導法の改善工夫が一層重要な課題となり,そのことについて,それぞれの場で真摯なとりくみがなされているところであります。
 この,指導法改善への指向の中で,教育機器の果たす役割は,はかり知れないものがあり,それゆえに,各種の教育機器が次々に開発され,指導過程に組み込まれて,授業充実のために威力を発揮していることは周知のとおりであります。
 こういった一連の教育機器の中でも,OHPは,その,情報提示機器としてのすぐれた特性によって,学校教育現場にきわめて高い普及率を示しており,本県でも,授業への生かし方についてのすぐれた研究実践が数多くなされているところでもあります。
  こうした流れに立って,本教育センターでは,OHPに関する研修を特に重視し,「教育の現場ですぐ役立つ講座」として位置づけております。
 さらには,このたび,主として小・中学校の先生方を対象に,「OHPの活用とTP製作の手びき」を編集し,OHPの効果的な使用とOHP教材製作の基礎を具体的に解説して,先生方の機器利用の便に供することとしました。
  この「手びき」が,何らかの形で,先生方の授業改善のために役割を果たすこととなれば,幸いと考えております。
  終わりに,この「手びき」を作成するにあたって貴重な御意見,御助言をお寄せいただいた関係機関の方々に厚く御礼申しあげるとともに,本「手びき」について忌憚のない御批判・御指導を賜りますようおねがい申し上げます。

 昭和54年10月1日 

福島県教育センター所長 佐藤信久


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