OHPの活用とTP制作の手びき-014/152page
{ その他の要件 1.価格は適当か 2.アフターサービスが保障されるか(販売業者の選定)
イ 利用しやすい管理
管理方法には,集中管理と,分散管理の方法があるが,学校規模や保有台数によって,およそ次のように分けられる。・小規模校や,保有台数が少い場合―集中管理
・大規模校や,保有台数が多い場合―分散管理なお,OHPの保全の立場からすれば,使用のつど,だれが,どれだけの時間使用し,その際のOHPの状況はどうであったかを記帳させるか,報告させるのがのぞましいのだが,使用する者にあまり細かな注文をつけると,使用するのがわずらわしくなり,かえって利用しなくなる。学校の実情をよくふまえた使用規制をしなければならない。
また,保有台数が少ない場合には,使用直前になって,使用者が,かち合うことのないように月別,あるいは,週別の使用計画を立てておくことも大切である。ウ いつでも使える管理
(ア)点検整備
○使用前点検
使用者は,授業前に,次のことを点検しておく必要がある。・ランプが点燈するか
・ステージ,投映レンズに汚れはないか
・焦点調整はできるか○使用後点検
使用者は,ステージや,投映レンズの汚れをおとし,コードやその他に異常のないことを確かめ,カバーをかけて,所定の場所に格納する。
異常がある場合は,管理担当者にそのことを報告し,管理担当者はできるだけそのつど修理しておくように心がける。
○定期点検
管理担当者は,少なくとも学期に1回は点検・整備するように,心がけなければならない。
定期点検では,次の要領で分解そうじや,不良品の交換をするとよい。
○ステージガラス ― 柔らかい布でふく。汚れがひどいときは,アルコールを含ませて。 ○投映レンズ ― 写真機用ブロアブランでほこりを吹きとばす。汚れがひどいときは,ステージガラスと同じ。 ○フレネルレンズ ― ガーゼにアルコールを含ませて,軽くふく。 ○光源反射鏡 ― ブロアブラシで。じかふきは禁物。 ○ヒューズ交換 ― 規定容量のヒューズと。 ○ランプ交換 ― タイプ・型番をたしかめて。ランプは素手でつかまない。
(イ)消耗品の常備