OHPの活用とTP制作の手びき-036/152page

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・TP用複写紙(ネガ紙)を使用する。
・露光時間を調節する。
 できあがったTPの文字などが薄いときは露光時間のかけすぎ,原稿の白い部分まで黒っぽくなったときは露光時間の不足。
 現像液の温度が低いときは露光時間を少なめにする。
・TPポジフイルムを使用する。
・フイルムと同じ会社の現像液をできるだけ使用する。
・ネガ紙とポジフイルムを互いに膜面を合わせ別々の挿入口からいれる。
 そのときネガ紙とポジフイルムがずれないようにする。
・現像後20〜30秒間放置し,ネガ紙をはがし,水洗いする。
・水滴防止液(写真用ドライウエルなど)
・直射日光をさけ乾燥させる。
・消したい個所があるときは消去液(A液・B液)を用いて消してから水洗いする。
(消去液)
A液 B液
水500cc 水500cc
塩化第二銀180g 無水亜硫酸ソーダ70g
塩化ナトリウム180g 重亜硫酸ソーダ30g
濃塩酸3cc ハイポ300g
これに水を加えて1,000ccにする。 これに水を加えて1,000ccにする。
はじめにA液を筆につけて消去し,10秒後A液を除き,B液をぬる。


 イ ジアゾ方式による作成法(ジアゾ染料の発光性を利用したもの)

露光

現像
図40 ジアゾ方式による複写機 図41 ジアゾ方式現像機
図40 ジアゾ方式による複写機 図41 ジアゾ方式現像機
・感光フイルム(ジアゾフイルム)にはリコービューフォイル(4色),サクラカラーホイル(6色)がある。 ・アンモニア水を使用し現像する。
・原稿は透明または半透明(コピー用紙など)にかかれたものに限る。  ・古い液を使用すると現像に時間を要するとともによく発色しないことがある。
・原稿とフイルムの膜面を向い合わせにし露光器に図のように入れる。 ・風通しのよい部屋で行う。
・露光時間をセットし露光する。 ・未使用のフイルムにアンモニアガスがふれないように注意する。
 
 ウ 感熱方式による作成法
 ○クセノンランプ使用方式
 トラペンアップ等のクセノンランプ使用のTP作成機のステージ上にTPシートを置き,その上にカーボンを含んだ鉛筆や謄写インクを用いた印刷物の原稿を置いて,
図42 クセノンランプ使用複写機
図42 クセノンランプ使用複写機

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